
目の下のたるみ治療を検討されている方は「切らない目の下のたるみ取り」を一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?
「切らない目の下のたるみ取り」の正式名称は「下眼瞼脱脂術(経結膜法)」といい、下まぶたの裏側(結膜側)から切開をしてたるみの原因となる脂肪を切除する外科手術です。某有名な美容クリニックがつけた目の下のたるみの治療メニューの名前で、正式名称より認知度が高いのが現状ですね。
まずお伝えしたいのが、この術式は「切らない目の下のたるみ取り」表記していますが、実際には切開を行う外科手術のこと。何を「切らない」と指しているのかというと「皮膚を切らない」という意味です。
「切らない目の下のたるみ取り」というメニュー名は「切りたくない」「外科手術が怖い」という患者側の気持ちを利用した虚偽とも捉えられる表現です。もし、メスを使わない「本当に切らない目の下のたるみ治療」を希望されている方はこちらの記事をご覧ください。
手術ではない「本当に切らない」目の下のたるみ治療をご紹介≫
当院はどちらの治療方法もご提案しております。
当院では「切らない目の下のたるみ取り」というメニュー名ではご紹介しておりませんが、本記事では「切らない目の下のたるみ取り=皮膚を切らない目の下のたるみ取り」として下眼瞼脱脂術(経結膜法)の治療方法について解説いたします。
「切らない目の下のたるみ取り」をご検討の方は是非ご覧ください。
目次
1 切らない目の下のたるみ取りとは
切らない目の下のたるみ取り(下眼瞼脱脂術(経結膜法)かがんけんだっし(けいけつまくほう))とは、目の下の脂肪のふくらみを取り除き「黒クマ」や「目の下のたるみ」の症状を改善する方法です。
脂肪のふくらみを物理的に摘出する方法のため、症状を確実に改善することを目指します。また、皮膚を切らずに手術を行うので人から見える位置には傷跡が残らず、ダウンタイムも比較的に短い手術になります。もちろん手術にはダウンタイムやリスクは伴い、決して手軽な手術ではありませんが、手術後は症状が改善されてとても若々しく華やかな印象になります。
適応症状 | 目の下の脂肪がふくらんでいる |
施術方法 | アッカンベーをした時に見える赤い結膜部分を切開し、眼窩脂肪を摘出する方法 |
ダウンタイム | 最長2週間 |
痛み | 術中は麻酔が効いているため感じない |
期間 | 完成まで3ヶ月 |
1-1 適応する症状
上記に記した通り「切らない目の下のたるみ取り」とは、ふくらみを切除する方法です。つまり、目の下の脂肪が突出している人が適応になります。当然のことですが、「切らない目の下のたるみ取り」が適応するかは、目の下のたるみのタイプによって異なります。まずは、目の下のたるみの症状について知っておきましょう。
「目の下のたるみ」は4つの症状に分けることができます。
(1)目の下の脂肪がふくらんでいる
(2)目の下の皮膚がたるんでいる
(3)目の下の脂肪がふくらみ・皮膚がたるんでいる
(4)目の下の脂肪がふくらんでいる・皮膚がたるんでいる・頬上部の凹んでいる
「切らない目の下のたるみ取り」の適応症状は(1)目の下の脂肪がふくらんでいる方です。
<適応症状の方の写真>
適応症状以外の方が「切らない目の下のたるみ取り」を行うと、皮膚がたるんでしまう可能性があります。
その他の症状は適応症状が異なりますのでこちらの記事をご覧ください。
【目の下のたるみ整形】-10歳を実現する4つの術式を徹底解説≫
目の下のふくらみは年齢問わず発症する症状で、生まれつき脂肪が前に突出しやすい骨格の人もいます。脂肪のふくらみで、影になり黒っぽく見えてしまう「黒クマ」や「影クマ」と呼ばれる症状も適応手術です。
1-2 施術方法
「切らない目の下のたるみ取り」の施術方法は下記の通りです。
①局所麻酔をする
「切らない目の下のたるみ取り」では必ず局所麻酔を使用します。局所麻酔を使用することで、痛みの感覚が麻痺し術中は痛みを感じることはありません。
②下まぶたの裏側を切開
アッカンベーをした時に見える赤い結膜部分を切開します。
③眼窩脂肪(目の下の脂肪)を引き出す
(横から見た時の目の断面図)
突出している眼窩脂肪を引き出します。
④眼窩脂肪を切除・摘出
引き出した眼窩脂肪を切除します。
切開した箇所は自己治癒力によりすぐに塞がるので縫合は行いません。
所要時間は約1時間です。施術直後は皮膚の表側にテープを貼って保護します。
この施術方法は美容外科で行う手術の中でも難易度が高く、技術や経験が必要になります。
脂肪注入を組み合わせるクリニックについて
「切らない目の下のたるみ取り」は、基本の術式に脂肪注入を組み合わせて行うクリニックがあります。眼窩脂肪を摘出した部位に脂肪注入を行い、頬ふっくらさせることで形を形成します。これは仕上がりを美しく形成するために行われる方法です。
しかし、一見美しい仕上がりにこだわった良い施術のように感じますが、脂肪注入を行うことで脂肪壊死やしこりが残るリスクが上がり、金銭的にも負担が増大してしまいます。
当院では、脂肪注入を必要のない施術だと考えています。身体的負担や金銭的負担を増やしてまで脂肪注入を行う必要はなく、脂肪を最適な量で摘出することで美しく形成することが可能だからです。
それぞれのクリニックによって見解が異なりますので、クリニックを検討される際には検討材料にしてみて下さい。
「切らない目の下のたるみ取り」を検討されている方は医師の技術が十分にあるものなのかを見極めて治療を受けましょう。
1-3 価格
当イセアクリニックの価格
249,800円(税抜)
都内の美容クリニックで行う「切らない目の下のたるみ取り(=下眼瞼脱脂術(経結膜法))」は¥98,000~¥324,000ほどです。
施術方法でも記述しましたが、「切らない目の下のたるみ取り」は難易度が高く技術と経験が必要な施術です。価格はクリニック選びの検討材料となりますが、あまりにも安価なクリニックはおすすめしません。
また、麻酔料金や診察料、施術に伴う薬や保護テープなどのアフターケア物品が含まれているかを確認しておきましょう。基本的にこの内容は必要不可欠ですが、この分の金額が含まれているクリニックとそうでないクリニックでは1万円ほど差が出ます。さらに、交通費を補助しているクリニックのサービスを利用することで費用を抑えることができます。
当院は、上記に記した物品や麻酔代、交通費(ダウンタイム補助として施術日当日タクシーチケットをお渡し)が249,800円(税抜)に含まれています。
目の下のたるみ手術の費用についてはこちらの記事で詳しく説明していますのでご覧ください。
目の下のたるみ手術の費用はいくら?平均相場と安く抑える方法をご紹介!≫
1-4 ダウンタイム
ダウンタイムの期間 |
症状 |
最長2週間 |
痛み・内出血・腫れ |
ダウンタイムとは、人から見て目立つ症状がある期間のことです。
症状の度合いは個人差がありますが、「切らない目の下のたるみ取り」のダウンタイムは最長2週間です。
症状ごとにダウンタイムの期間とダウンタイムを短く抑えるための方法は下記の通りです。
内出血―2週間
症状に個人差はありますが、人目が気になるような症状は1週間ほどで治まります。内出血を最小限に抑えるために当日・翌日は患部を冷やしましょう。また、翌日からメイクをすることが可能なのでコンシーラーやファンデーションで隠すことが可能です。
腫れー1週間
症状に個人差はありますが、目立つ腫れは1週間ほどで治まります。当日・翌日は患部を冷やすことで腫れを最小限に抑えることができます。
上記の症状にあわせて、3日間は患部に保護テープを貼る必要があります。
ダウンタイムを短くするためのイセアのこだわり
「切らない目の下のたるみ取り」は下まぶたの裏側を切開し脂肪を摘出する方法ですが、下まぶたの裏側を切開するときに使用するメスがポイントです。高周波レーザーメスを使用するクリニックはあります。高周波レーザーメスとは、熱を加えながら切開を行うため、出血を抑えることでき止血を行う必要がなくなるので施術がしやすい医療機器です。しかし、切開部分に熱が伝わることで血流がなくなることで治癒に伴う栄養分が運ばれなくなり、傷の治りが遅くなってしまいます。傷の治りが遅くなるということは、ダウンタイムが長くなるということです。
イセアでは、通常のメスを使用することでダウンタイムをできる限り短く抑えることにこだわっています。
1-5 痛み
「切らない目の下のたるみ取り」では、局所麻酔を使用するので術中に痛みを感じることはありません。痛みを感じるタイミングは「局所麻酔を使用するときの注射の痛み」と「麻酔が切れた時の痛み」です。
クリニックによって痛みに対する対策が異なりますが、当院の取り組みを下記に記しますので参考にご覧ください。
局所麻酔を使用するときの痛み
笑気麻酔を使用することで緩和します。笑気麻酔とは、笑気ガスを吸入することで、お酒を飲んで酔っ払ったような感覚になります。意識がふわふわとして声が遠くに響くような感覚になり、恐怖心や痛み自体をあまり感じなくなります。
術後麻酔が切れたときの痛み
鈍痛を感じることがありますが、耐えられないほどの痛みはありません。痛み止めを処方しますので、服用することで緩和することができます。
1-6 期間
「切らない目の下のたるみ取り」の期間について説明していきます。
施術から完成までの期間と、生活に制限がある期間に分けてご説明しますので参考にご覧ください。
完成までの期間
内出血や腫れの症状が完全に治まり、完成するのは術後3ヵ月後です。術後通院は2回で、1ヶ月検診と3ヵ月検診を行います。
術後生活に制限がある期間
「切らない目の下のたるみ取り」は1週間ほど生活に制限があります。下記の表にまとめましたのでご覧ください。
シャワー・入浴 |
洗顔 |
洗髪 |
メイク |
コンタクト |
目薬 |
飲酒 |
喫煙 |
運動 |
1-7 リスク・失敗
外科手術には、どうしても起こりうるリスクがあります。リスクを理解したうえで「切らない目の下のたるみ取り」を受けましょう。
脂肪を取りすぎたことによるくぼみ
眼窩脂肪を取りすぎることによるくぼみができてしまう可能性があります。経験と技術がある医師が行うことで回避できるリスクです。
感染
切開を行っているので、感染し感染症をおこすリスクがあります。感染のリスクを回避するために術後に抗生物質を服用します。
左右差が生じる
左右で最適な量を摘出しなかったことが原因で起こりうる症状です。これは、医師の技術でカバーできる失敗(好ましくない結果)と捉えてもよいでしょう。
小じわや皮膚のたるみが目立つ可能性
脂肪を摘出した後に皮膚のたるみが目立つ可能性は、適応症状かを診断できていない場合に起こります。皮膚のたるみが生じる可能性のある症状には、皮膚を切除する治療方法を行う必要があります。
2 本当に切らない目の下のたるみ取りがある
本記事は「切らない目の下のたるみ取り」=「下眼瞼脱脂術(経結膜法)」として解説しましたが「皮膚を切らない」だけで結膜を切開する方法です。「切らない目の下のたるみ取り」と聞いて、切開をする術式が紹介されていて残念に思いませんか?
当院では「本当に切らない目の下のたるみ治療」をご用意しています。「皮膚を切らない」ではなく「切開をしない」「メスを入れない」施術方法です。切るのが怖い方や外科手術に抵抗がある方にはおすすめの治療方法ですので、是非ご検討ください。
ジェネシス
突出している眼窩脂肪に針を刺し、高周波を出力することで脂肪を焼灼・蒸散することでボリュームダウンが期待できる治療方法です。眼窩脂肪に切らずにアプローチすることができる唯一の医療機器です。
症状の度合いによって個人差がありますが、3回を目安に治療を行うと効果的です。
下記の動画は、施術施術説明と施術シーン、患者様の動画です。ご興味がある方は是非ご覧ください。(針を刺す施術なので、ショッキングに感じる方もいらっしゃるので観覧はお気をつけください)
詳しくはこちらの記事で記載しておりますので、興味がある方は是非ご覧ください。
イセアクリニックで行う切らない目の下のたるみ治療 |
3 まとめ
今回は「切らない目の下のたるみ取り」について詳しく解説していきましたが、いかがでしたでしょうか。「切らない目の下のたるみ取り」とは、「下眼瞼脱脂術(経結膜法)」のことで、下まぶたの裏側を切開して脂肪を摘出する方法のことです。
その他内容に関しては下記の通りです。
適応症状
目の下の脂肪がふくらんでいる症状
価格
イセアー249,800円(税抜) 都内平均―318,060円
ダウンタイム
2週間(内出血・腫れ・痛み)症状の度合いは個人差があります。
上記の他に、術後3日間は保護テープを貼った状態です。
痛み
術中は麻酔が効いているため痛みを感じることはありません。局所麻酔を使用するときの注射の痛みを感じます。また、術後の麻酔が切れた後に鈍痛を感じる可能性があります。それぞれの痛みに対しては、緩和する方法があります。
期間
完成までの期間は3ヵ月。仕上がりは3カ月の期間を見ておきましょう。
生活に制限がある期間は1週間ほどです。
リスク・失敗
外科手術には、必ず起こりうるリスクがあります。しっかり理解をしたうえで手術を受けましょう。
また「皮膚を切らない目の下のたるみ治療」ではなく、「メスを入れない目の下のたるみ治療」があることをご紹介しました。
詳しくはページにてご覧ください。
「切らない目の下のたるみ取り」とは、メニュー名として認知度が高い施術ですが、詳細はご理解いただけましたか?
確実に症状を改善することができる術式で、適応症状の方には当院でもおすすめしている施術です。
目の下のたるみでお悩みの方は、是非ご検討ください。
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