
化粧品でも隠せない、美白スキンケアやエステでもなかなか改善されないそばかすにお悩みではありませんか?
もう治療に頼るしかないのかな…と思っている方も多いと思いますが、スキンケア・エステより、クリニックでの治療がそばかすを治す近道なのです。
皮膚科や美容皮膚科などの医療機関で行われる治療では、そばかすの原因であるメラニンに対し、家庭やエステサロンでは扱うことのできないレーザー治療、光治療を用いてダイレクトにアプローチしメラニンを分解したり、メラニンの排出を促進したりする効果が得られます。
そのため、施術後数日でポロポロとはがれていくような感覚でそばかすが改善できます。
今回はそばかす治療について、当イセアクリニックの症例を交えながら効果的な治療法を紹介いたします。
この記事を読めば、ご自身にあった治療法がみつかるはずです。
目次
1 そばかす治療を行うことでそばかすが改善する
そばかす治療では、そばかすの元となるメラニンを破壊もしくは排出することにより、そばかすを改善していきます。
下記は当イセアクリニックで2回のそばかす治療を行い、2ヶ月経った後の症例写真となります。
ご覧のように頬から鼻に広がるそばかすのほとんどが治療により改善されています。
そばかす治療といっても方法はIPL光治療とYAGレーザー治療の2つの方法があげられます。
実はこの2つの治療法、どちらがより効果的であるといったことはなく、両方ともそばかす治療に効果がある治療法です。
しかし、ダウンタイムと治療期間に大きな差があるため、ご自身のライフスタイルに合わせて治療法を選択することができます。
下記の表はIPL光治療とYAGレーザー治療をダウンタイムと治療期間、その他リスクや副作用、価格で比較した表となります。※価格はイセアクリニック価格
IPL光治療 | YAGレーザー治療 | |
効果 | メニンを排出 | メラニンを破壊 |
ダウンタイム | 5日~7日程度 | 3ヶ月~6ヶ月 |
回数 | 5回 | 1回 |
リスク | ほとんどなし | ヤケド・色素沈着 |
副作用 | 赤み・ほてり・かさぶた・赤み・ほてり・ヒリヒリ感 | 赤み・ほてり・かさぶた・赤み・ほてり・ヒリヒリ感 |
痛み | ピリッするような痛み | 輪ゴムではじかれる程度 |
料金(税込) | ¥165,000(5回コース) | ¥1,100(1㎣) |
次の章からはこのIPL光治療とYAGレーザー治療について詳しく解説していきます。
1-1 IPL光治療
IPL光治療では、そばかすの症状がみられる部位に対し、光を照射していく治療です。
この光を照射することにより加齢と共に減少するコラーゲン・エラスチンの働きを活性化させ、コラーゲン・エラスチンの減少により起こる真皮層のゆがみを解消してくれます。
この真皮層のゆがみがハリをとりもどすことにより、その上に存在する表皮層も正常な状態に保たれ、ターンオーバーも正常に働き、表皮上にそばかすとして滞ったメラニンが排出され、解消されます。
徐々にメラニンが排出されていく仕組みとなるため、約5回の照射を必要としますが、光というマイルドな温かさを真皮層に加える施術となるため、ダウンタイムやリスク、副作用がほとんどありません。
しかし、ほとんどないとはいえど、0ではありません。そのため、可能性がある範囲で解説いたします。
■ダウンタイム
照射後、一時的に反応したそばかすが濃くなり、かさぶたになることがあり、かさぶたになった場合は、3、4 日~10 日くらいで自然にはがれていきます。
■リスク・副作用
IPL光治療は、光がメラニンに反応することで熱を発し、表皮~真皮層に熱を加えている治療となるため、火傷やヤケドによる色素沈着のリスクも考えられます。
当院でIPL光治療を行い、万が一リスクが発生した場合は責任を持って治療を行いますのでご安心ください。
■痛み
ピリッとする痛みを感じる場合があります。万が一、我慢できないほどの痛みを感じた場合は皮膚に異常を来たしている場合があるため、すぐに施術をしているスタッフに伝えてください。
■注意事項
そばかすは紫外線の影響により濃くなるため、治療の妨げとなりますので、治療中の日焼けには注意してください。
1-2 YAGレーザー治療
YAGレーザー治療では、そばかすの症状がみられる部位に対し、レーザーを照射していく治療です。
レーザーを照射することでメラニンそのものを分解することができるため、IPLより回数が少なくて治療できることが特徴です。
但し、前述した通り、メラニンを破壊する力を持つレーザーは反応した部分がかさぶたとなり、かさぶたがはがれたと同時にそばかすが解消されているという一度傷を付け、新しい皮膚を生成させるというアグレッシブな治療法となります。
そのためダウンタイムが長く、かさぶたができてしまうというデメリットを持っています。
そばかすは背中や腕、胸元にもできやすい傾向にありますが、特に気になるのはお顔のそばかすだと思います。つまり、お顔に施す治療となりますので、ダウンタイムを気にされる方も多くいらっしゃいます。
また、そばかす治療自体が疾患にあたらないため、保険適応外の診療となります。価格も高くなるため、どのくらいの予算を想定しているかによっても選び方が変わってきますので、ご自身にあった治療法を選択してください。
2 そばかす治療をサポートする内服薬・外用薬
前章では、そばかす治療に効果的な機器を紹介いたしました。この章では、そばかす治療をサポートする内服薬(飲み薬)と外用薬(ぬり薬)を紹介いたします。
この内服薬と外用薬を併用することによって早くそばかすを治療することもできる他、IPL光治療やYAGレーザーの治療に抵抗がある方に対しては、この内服薬と外用薬を服用することにより穏やかではありますが、そばかすを治療することができます。
しかし、当院ではIPL光治療とYAGレーザー治療に内服薬・外用薬を併用していただくことをおすすめしています。
2-1 内服薬
そばかす治療をサポートする内服薬は2種類あります。
それぞれの効果的な物質と効果、価格をまとめた表が下記となります。
薬品名 |
効果的な物質 |
効果 |
価格(1ヶ月分60錠) |
シナール |
ビタミンC |
メラニンを抑制
|
¥2,750(税込) |
ハイチオール |
L-システイン |
メラニンを抑制 排出をサポート |
¥2,750(税込) |
そばかすの元となるメラニンは、様々な要因によってメラノサイト(色素細胞)により作られますが、ビタミンC・L-システインはメラノサイト(色素細胞)の中で、メラニンの生成を抑制してくれます。
メラノサイト(色素細胞)は紫外線などのダメージを受けると皮膚を守るためにメラニンを排出します。そのメラニンがそばかすとなるわけですが、メラニンを作るまでの過程には、チロシンというアミノ酸からドーパに、そしてドーパキノンと3つの過程があります。
変化の過程をそれぞれ抑制する働きがビタミンCとL-システインあります。
またできてしまっているメラニン、つまりそばかすに対しては、代謝をサポートするアミノ酸の一つであるL-システインが働き、ターンオーバーを促進していきます。
そのため、そばかす治療においてビタミンC・L-システインは効果的な役割を果たしてくれます。
2-2 外用薬
そばかす治療をサポートする外用薬として、ハイドロキノンが配合された外用薬が挙げられます。(※ハイドロキノンは成分名であり、商品名ではありません。)
ハイドロキノンの効果は、メラニンの抑制と還元です。還元とは0にするということ、つまり消す働きを持っています。
メラニン生成を引き起こす酵素であるチロシナーゼの働きを阻害することでメラニンの生成を抑制するとともに、強い還元作用を持っているため黒く(茶色く)なってしまった皮膚を元の状態に戻すことができます。
実はこのハイドロキノンは美白化粧品や市販の外用薬にも含まれる場合がありますが、医療機関以外で販売しても良いハイドロキノンの配合量は2%以下と定められています。
効果の高いといわれている3%以上の配合である場合は、医師による処方が義務付けられているため、高い効果を期待する場合はクリニックでの購入が必須となります。
しかし、非常に強い薬であることから白斑(もとの皮膚の色よりも白くなってしまうこと)のリスクや皮膚の皮がむけてしまう、ヒリヒリ感などの副作用も報告されていますので、購入の際は医師から充分な説明を受けた上で購入しましょう。
当院でもハイドロキノンの販売は5%・10%のものを¥5,500/税込(5g)にて販売しております。
もちろん、医師による処方となりますので、クリニックにご来院の上、ご相談ください。
3 まとめ
ご自身にあった治療法はみつかりましたでしょうか。
そばかす治療は、IPL光治療YAGレーザー治療に分けられます。
本記事であげたそばかす治療はどれも効果的な方法なので、ライフスタイルや希望、ご予算からご自身にあった治療法を選択してください。
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