鼻の毛穴は美容皮膚科で治療できる?!効果的な6つの治療法を紹介

鼻 毛穴治療

毛穴の開きや毛穴の黒ずみといった鼻の毛穴トラブル。
多くの女性がお悩みなのではないでしょうか。

毛穴パックや泥パックや洗顔など、毛穴対策グッズは多く販売されていますが、市販のグッズやエステサロンではなかなか解消せず、いよいよ治療に踏み切ろうという方も多いと思います。

実際に、市販のグッズやエステサロンの毛穴ケアで改善できなかった方が、美容皮膚科の毛穴治療で鼻の毛穴の開きや毛穴の黒ずみといったトラブルを改善されています。

美容皮膚科というと漠然と敷居の高そうな、また高額な治療といったイメージをもたれる方も多いと思いますが、鼻の毛穴のように『健康に害は与えないけれどコンプレックスを解消するために治したい』といった場合は、美容皮膚科が最適な医療機関となるのです。

 しかし、鼻の毛穴治療とひと口にいっても治療法は数種類あり、毛穴の開きなのか?毛穴の黒ずみなのか?あるいは両方なのか?といった毛穴の症状によって治療法も異なるため、どれか一つの施術を行うというよりも数種類の施術を組み合わせて治療をする場合がほとんどです。

今回は美容皮膚科スタッフが、鼻の毛穴治療について、症状別に最適な治療法を解説していきます。

鼻の毛穴治療を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。


1 毛穴トラブルの原因と治療法

鼻の毛穴トラブルは大きく分けて毛穴の開きと毛穴の黒ずみの2つに分けられ、この症状の違いはそれぞれ治療法に違いにつながるため、まずは自分の毛穴トラブルがどういった症状なのかを知ることが大切です。

下記の写真は毛穴の開き毛穴の黒ずみ、それぞれの症状が現れている状態の写真です。

①毛穴の開き

毛穴の開き

②毛穴の黒ずみ

毛穴 黒ずみ

上の写真のように大きさの異なる凹凸が目立っている状態が『毛穴が開いている』症状、下の写真のような毛穴周りが黒くなっている症状が『毛穴の黒ずみ』です。

この2つの症状は、下記のように原因が異なるため、治療法も異なるのです。

原因

①毛穴の開き
毛穴の開きは、皮脂を抑制する治療と開いてしまった毛穴を引き締める治療が必要となります。
なぜ皮脂を抑制する治療が必要なのかというと、毛穴の開きは皮脂が過剰に分泌されることにより、出口である毛穴がどんどん大きくなっていくことが主な原因だからです。

本来、皮脂は肌を外敵や雑菌から保護したり、皮膚を乾燥から守ったりする重要な役割を果たしていますが、食生活や生活習慣の乱れにより、皮脂が過剰に分泌されることで、皮脂が通常より多く分泌される状態となり、毛穴につまって開いてしまいます。

余分な皮脂

そのため、皮脂を抑制する治療や開いてしまった毛穴を引き締める治療が必要となります。

②毛穴の黒ずみ
毛穴の黒ずみの原因は2つ考えられるため、治療法が異なります。

毛穴の黒ずみの原因が黒い毛である場合と古い角質が毛穴を塞いでしまうことで、毛穴に皮脂が詰まり、つまった皮脂が空気に触れることで酸化してしまい、黒くなってしまう場合です。

酸化で黒くなっている

黒い毛である場合は、医療脱毛が主な治療法です。
また、古い角質の酸化が原因の場合は、古い角質を除去する治療とビタミンCを塗布や内服薬等で抗酸化する治療を行います。

通常、古い角質は、ターンオーバー(肌の新陳代謝)により通常28日掛けて新しい細胞へ生まれ変わり、古い角質は垢となって剥がれ落ちていきます。
しかし、睡眠不足や食生活の偏り等が原因でターンオーバーが滞り、上手く古い角質が剥がれ落ちず、毛穴を塞いでしまうことで皮脂を詰まらせてしまいます。

ターンオーバー

そのため、余分な皮脂の抑制に加え、古い角質を除去する治療、さらに酸化してしまった黒ずみを除去するために抗酸化作用のあるビタミンCを塗布や内服薬等で摂取することが必要となります。

また、この毛穴の開きや黒ずみが混合している症状もありえるため、全ての治療を組み合わせることが必要となる場合があります。

次の章からは、それぞれの治療法について詳しく説明していきます。


2 毛穴の開きに効果的な3つの治療法

前章で説明した通り、毛穴の開きの原因は皮脂の過剰分泌、毛穴の開きが挙げられます。そのため、皮脂を抑制する治療と毛穴を引き締める治療を行います。

皮脂を抑制する治療
皮脂を抑制するために『アグネス』と呼ばれるRF治療機器で皮脂腺を破壊します。

鼻 毛穴治療

アグネスでは、絶縁針(皮脂腺以外の部分に影響を与えないよう周りが絶縁されている針)を皮脂腺に直接刺し、電流を流すことで皮脂腺を熱で破壊することができる医療機器です。

アグネス

そのため、周りの皮膚に影響を与えず、ターゲットである皮脂腺だけを破壊することができます。

皮脂は真皮層にある皮脂腺というところから分泌されるため、開いている毛穴の皮脂腺を破壊することで、皮脂の分泌が抑制されます。
皮脂腺は顔に約20万個あると言われており、数個破壊した程度では乾燥などの原因になることはありません。

毛穴を引き締める治療
毛穴を引き締めるためには、真皮層から表皮層までにアプローチでき、コラーゲンやエラスチンの産生、またターンオーバーを促す治療ができる医療用レーザーの『ジェネシス』を使用します。

TG

ジェネシスはYAGレーザーの一種で表皮層から真皮層に掛かる部分に熱を加え、コラーゲン繊維の生成やエラスチンの生産を促進させることができます。また、レーザーピーリング効果といって、古い角質を除去する効果も期待できるため、同時にターンオーバーを促すこともできるレーザー機器です。

ジェネシス

皮脂の過剰分泌が抑制されても、開いてしまった毛穴が元の状態に戻らない場合があります。余分な皮脂のつまりにより、長い間開いていた状態の毛穴が形状記憶されており、戻りにくい状態になってしまっているからです。

この形状記憶され、なかなか元に戻りにくい状は、真皮層にあるコラーゲンやエラスチンなどの減少、また表皮層の乱れたターンオーバーに原因があります。

コラーゲンやエラスチンは年齢と共に減少していくため、外部から補っていく必要があります。また、表皮の乱れは、ターンオーバーが滞っていることが原因の一つでもあるため、ターンオーバーを促す治療が必要となります。

そのため『ジェネシス』が効果的な治療器といえるのです。

また、古い角質を除去する治療法としてピーリングも効果的です。

ピーリングとは薬品を塗布することで古い角質を溶かし、除去する方法です。薬品にも種類がありますが、当院ではAHA(α-ヒドロキシ酸)とBHA(β-ヒドロキシ酸)を使用したピーリングを行っています。

・AHA(α-ヒドロキシ酸)
AHA(α-ヒドロキシ酸)、またはフルーツ酸ともいわれ、グリコール酸やりんご酸、乳酸が含まれる薬剤です。わずかながら人の皮膚にも含まれている成分であるため、刺激なくポピュラーに使われているピーリング剤です。

・BHA(β-ヒドロキシ酸)
サリチル酸を使用したピーリング剤です。強い角質融解作用があり、痛みや炎症などの副作用が伴いますが、効果が高いピーリング剤です。

このアグネスとジェネシス、ピーリングを併用して毛穴の開きに対する治療を行っていきます。


3 毛穴の黒ずみに効果的な3つの治療法

毛穴の開きの原因は、黒い毛過剰皮脂古い角質皮脂の酸化です。
過剰皮脂は毛穴の開き同様に『アグネス』で治療を行い、古い角質を除去する効果のある『ジェネシス』を使用します。

黒い毛に対しては、鼻の脱毛が効果的であるため、脱毛を行っていきます。

皮脂の酸化に対しては、抗酸化作用のあるビタミンCを皮膚の表面から取り入れるイオン導入内服薬外用薬で摂取する治療を行います。

黒い毛
毛をなくすためには医療脱毛が効果的な方法です。

医療機関では、皮膚の内部にあ毛を生成する組織をレーザーで破壊することが可能です。繰り返し照射して行くことで毛の生成する組織が破壊され毛は生えなくなり、黒ずみも解消されます。

個人差はありますが、鼻にも毛は存在します。毛は黒色なので、毛穴の黒ずみと思っている人も多いかもしれません。
よく見てみないと分からないかもしれませんが、拡大鏡で見ると短い毛が生えているため、この場合は鼻の毛を脱毛することで黒ずみが改善されます。

医療脱毛について詳しくはこちら≫ 

皮脂の酸化
皮脂の酸化を治療するためにはイオン導入と内服薬の服用が効果的です。

イオン導入とは、別名エレクトロポーションといい、有効成分(黒ずみ治療においてはビタミンC)を塗布し、微弱な電流を流すことによって肌の深層部に浸透させる方法です。

なぜイオン導入が必要かというと、肌の表皮には角質層有棘層の間に顆粒層といって、紫外線などの外敵刺激から皮膚を守るためのバリアゾーンがあります。

このバリアゾーンによりビタミンCなど黒ずみ治療に有効な成分も弾かれてしまうので、ビタミンCをそのまま皮膚に塗布したとしても黒ずみを除去するといった働きを行ってくれません。

ピーリング 皮膚科そこでビタミンCを浸透させるために有効な働きをしてくれるのがイオン導入です。

表皮の一番上に位置している角質層は酸性であり、陽イオンという形で存在しています。ですが、顆粒層は逆にアルカリ性であり陰イオンです。 
つまり、角質層と顆粒層で反発し合っているため、外的刺激を弾くという仕組みを作っています。

イオン導入では、この角質層と顆粒層に微弱な電流を流し、中性に傾かせることで反発を弱め、ビタミンCを浸透させるといった方法を取っています。

 抗酸化作用のあるビタミンCを効率的に肌に浸透させることにより、酸化によって現れた黒ずみを除去していくことができます。

 

また、ビタミンCは内服薬で摂取する方法もあります。主に用いられる内服薬はシナールとハイチオールで、共に黒ずみ治療の効果としては非常に穏やかとなり、クリニックでの施術と併用することが多く、1ヶ月ほど服用し続け効果をみていきます。

シナール:ビタミンCが主成分となります。1日1~3回、1回1~3錠を目安として服用します。(症状や年齢によりことなるためクリニックの指示に従ってください)

 

ハイチオール:L-システインが有効成分となります。L-システインとは、抗酸化作用があるアミノ酸のひとつです。
1日2~3回、1回1錠を目安として服用します。(症状や年齢によりことなるためクリニックの指示に従ってください)

上記で挙げた『脱毛』、『ビタミンCイオン導入』、『内服薬(シナール・ハイチオール)』を併用し、鼻の毛穴の黒ずみに対する治療を行っていきます。

また、開きと黒ずみの両方の症状があらわれている場合は、上記で挙げた5つの治療法を併用していきます。

イセアには毛穴の開き・黒ずみ治療プランがあります

イセアにはピーリング+アグネスorジェネシスor脱毛(症状に合わせ都度選択)を行う
毛穴の開き・黒ずみ治療プランを用意しています。

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4 鼻の毛穴治療の注意点

鼻の毛穴治療には2つの注意点があります。一つは治療効果を感じるのには個人差があるという点と治療と同時に生活習慣を見直す必要があるという点です。

4-1 治療効果を感じるのに個人差がある

治療法を紹介していく中で治療期間や治療回数についても記載いたしましたが、鼻の毛穴治療は効果が出るまでにかなりの個人差があります。

その理由は、鼻の毛穴トラブルの根源は皮脂の過剰分泌だからです。
皮脂の過剰分泌の原因は【肌の乾燥】【男性ホルモンの過剰分泌】【食生活の乱れ】によって引き起こされます。

アグネスで皮脂腺を破壊する治療を行うことで改善は見込めますが、上記の3つが改善されなければ皮脂が過剰に分泌され続け、イタチごっこになってしまいます。

上記3つの改善、つまり、治療の他に生活習慣の改善も行うことが重要となります。

もちろん、生活習慣の見直しを行っていても個人差があるため改善が見込めない可能性も少なからず考えられますので、鼻の毛穴治療を行うにあたり、個人差があるという認識を持ちましょう。

4-2生活習慣も見直さなければならない

前章でも説明した通り、生活習慣の改善も鼻の毛穴治療を行うにあたり欠かせません。

皮脂の過剰分泌は【肌の乾燥】【男性ホルモンの過剰分泌】【食生活の乱れ】が原因となりますので、それぞれの改善方法を紹介します。

【肌の乾燥】
皮脂の過剰分泌が原因なのに乾燥?と思うかもしれませんが、肌が乾燥していることにより、乾燥を防ごうと毛穴から必要以上の皮脂を出すため、過剰分泌となってしまいます。

肌の乾燥は肌内部の水分量が足りない状態、また皮脂膜が不十分で水分が逃げてしまっている状態で起こりえます。つまり、肌内部の水分量と充分な皮脂膜を保つことが肌の乾燥を防ぐ方法となります。

肌内部の水分量と充分な皮脂膜は年齢と共に衰え、乾燥を招いてしまいますが、この2つを保つポイントは、洗いすぎない洗顔とスキンケアです。
洗いすぎない洗顔とは、その名の通り必要な油分まで洗い流さない洗顔をさします。
肌表面の汚れや汗などはぬるま湯で洗い流せる場合がほとんどです。そのためほとんどの方は、洗顔料をあまり必要としないといえます。

また、日々行うメイク落としも乳化させることで浮かせてぬるま湯で洗い流す方法が推奨されます。
スキンケアでは、衰えていく肌内部の水分量を蓄える、肌に水を溜め込む力が高い製品を使うことが大切です。

肌内部の水分は表皮の角質層の中にある細胞間脂質天然保湿因子により保たれています。そのため、これらの成分をスキンケアで補っていくことが重要となります。

角質

肌に水を溜め込む力は下記のような成分です。スキンケアではこのような成分が含まれている製品かどうかをチェックして使用してみてください。

  • スフィンゴ脂質 … セラミドやスフィンゴシン、セラミド1-リン酸の総称。角質間細胞間脂質となります。

【男性ホルモンの過剰分泌】
男性ホルモンは男性にはもちろん存在しますが、女性にも男性の10分の1程度の量で存在します。

男性ホルモンの一種であるテストステロンは皮脂の分泌量を過剰にする働きを持つといわれ、この男性ホルモンが増える原因がストレスであるといわれています。

何がストレスになっているかは個人差があるため、一概に解決法を提示できませんが、ストレスをなるべくためないような生活を心がけましょう。

【食生活の乱れ】
皮脂を過剰に分泌させる成分として、中性脂肪になりやすい食品が挙げられます。中性脂肪は皮脂の主な成分なので、中性脂肪になりやすい食品、動物性脂肪や砂糖、果糖、アルコールを避けることが効果的です。

また、高GI食品は血糖値が急上昇させ、皮脂腺を刺激し皮脂の分泌を促します。小麦粉、白米、パン、麺類、お餅や砂糖を含む洋菓子、ジャガイモなどの過剰摂取は控えるようにしましょう。

逆に皮脂の分泌を抑えてくれる栄養素であるビタミンAB1B2Cを摂取することも重要です。

また、取りすぎや全く摂取をしないといった食生活も栄養が偏ってしまうため、バランスの良い食生活を心がけることが大切です。


5 まとめ

いかがでしたでしょうか?

鼻の毛穴トラブルには大きく分けて毛穴の開き・黒ずみ・両方が混在しているものの3種類に分けられ、それぞれでは治療法が異なることがお分かりいただけたかと思います。

それぞれの治療法は下記にまとめられます。

  • 毛穴の開きの治療はアグネス・ジェネシス・ピーリング
  • 毛穴の黒ずみの治療は脱毛・イオン導入・内服薬
  • 混在している症状は上記の6種を併用する

しかし、鼻の毛穴治療は効果が出るまでにかなりの個人差があり、その理由は生活習慣の改善が密接に関わってくるからです。そのため、【肌の乾燥】【男性ホルモンの過剰分泌】【食生活の乱れ】を改善するような自宅でのケアも必要となってきます。

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