牡蠣好き&初心者必見!絶品生牡蠣を味わえる都内の人気オイスターバー厳選15軒

オイスターバー

突然ですが皆さん、生牡蠣を食べたことはありますか?
ない人にはぜひとも食べてほしい。早く牡蠣の魅力に気づいてほしい。知らないなんてもったいない。筆者は常にそう思いながら生きてます。

みずみずしく艶をまとった美しいフォルム。口に含んだ瞬間に広がる海の香り。内側から溢れるようなジューシーな食感。クリーミーで濃厚な味わい。

どれをとっても他のモノでは代わりの効かない稀有な存在、それが生牡蠣なのです。

筆者が生牡蠣と出会ったのは忘れもしない201312月…それまで牡蠣といえばカキフライをたまに食べる程度で、可もなく不可もなくという存在。牡蠣に対して特別な感情を抱いたことはありませんでした。
それがある日、友人と「なんだかお洒落だし、オイスターバーに行ってみたいね!」という話になり、軽い気持ちで今は無き渋谷PARCOJACKPOTに足を踏み入れたのがすべての始まりでした。

氷の上でキラキラと輝く生牡蠣の美しさに一気に魅了され、口に入れた瞬間目の前に星が弾けたかのような衝撃が走ったのを今でも鮮明に覚えています。ちゅるんと口の中に飛び込んできた肉厚の身から、じゅわっと溢れ出してくる牡蠣のジュース。まるで海を丸ごと飲み込んだかのような神々しい味わいにとりつかれた筆者は、それ以来「もっと牡蠣を食べたい!」という気持ちのままにあらゆるオイスターバーに足を運び、牡蠣の聖地広島や北海道にも行くほど牡蠣の虜になりました。

牡蠣を食べていくうちに、生牡蠣は産地によって全く味が違うこと、焼き牡蠣・蒸し牡蠣など食べ方に様々なバリエーションがあることがわかり、日ごとに牡蠣の奥深さを痛感しています。

この記事は牡蠣と出会って人生が変わった筆者による牡蠣へのラブレターです。
牡蠣の魅力をもっとたくさんの方に知って欲しい。そんな想いを込めて、都内でおすすめのオイスターバーや牡蠣小屋、牡蠣の豆知識などを紹介していきます。この記事を読んで少しでも「牡蠣を食べたい!」と思っていただけたら嬉しいです。


1 都内でおすすめのオイスターバー15選

オイスターバー

「そもそもオイスターバーって何?」という疑問にお答えすると、「生牡蠣を食事に出すレストラン」のことです。1999年にオープンした五反田の「東京オイスターバー」が日本で最初のオイスターバーと言われており、現在では都内だけでも数多くのオイスターバーが存在します。今回はそんな都内のオイスターバーの中から、目的別におすすめのオイスターバーを紹介します。

参照:
http://www.oysterbar.jp/history.html#top1

1-1 牡蠣の種類が豊富なオイスターバー

※価格帯は食べログを参考にしています。

Oyster Bar ジャックポット

ジャックポット1

ジャックポット2

[場所]

下北沢

東京都世田谷区北沢2-2-4

新宿

東京都新宿区新宿3-12-2 安室ビル1F

品川

東京都港区港南2-16-3 品川グランドセントラルビルB1

丸の内

東京都千代田区丸の内2-3-1 三菱商事ビルB1

汐留

東京都港区東新橋1-8-2 カレッタ汐留2F

国際ビル

東京都千代田区丸の内3-1-1 国際ビルB1

恵比寿

東京都渋谷区恵比寿西1-13-2 サンキビル1F

狛江

東京都狛江市和泉本町1-1-5

[価格帯] 4,000~¥4,999

[おすすめポイント]店舗数の多さからも人気ぶりがうかがえるオイスターバー。筆者が初めて行ったオイスターバーでもあるので、初心者の方も気軽に足を運んでみてください。生牡蠣以外のメニューで筆者のおすすめはオーブン焼きの「うにバター」。ソースをタンブラーに入れて持ち帰りたいほどの美味しさです。

オストレア

オストレア1

オストレア2

[場所]

赤坂見附

東京都港区赤坂3-10-4 月世界ビル1F

六本木

東京都港区六本木7-15-17 ユニ六本木ビル1F

銀座

東京都中央区銀座6-2-1 DAIWA銀座ビル

新橋

東京都港区新橋2-10-1 カシマビル1F

新宿三丁目

東京都新宿区新宿3-3-5 13F

渋谷

東京都渋谷区道玄坂1-22-12 長島第一ビル1F

[価格帯]5,000~¥5,999

[おすすめポイント]銀座や六本木などリッチな街に店を構えるオストレア。日本だけでなく世界中の牡蠣が集結し、メニュー表には1つ1つ味の特徴がわかりやすく載っていて親切です。

ザ カーブ ド オイスター

カーブドオイスター1

カーブドオイスター2

カーブドオイスター3

カーブドオイスター4

[場所]

東京駅

東京都中央区八重洲2-1 八重洲地下南1

[価格帯]6,000~¥7,999

[おすすめポイント]選りすぐりの飲食店が集う東京駅構内にあるオイスターバー。店内は広々として席数も多いです。牡蠣の種類もさることながら、店内に並べられたワインの種類の多さは圧巻。デートにもぴったりの大人なお店です。

1-2 たくさん食べたい時に!リーズナブルなオイスターバー

フィッシュ&オイスターバー

フィッシュ&オイスターバー1

フィッシュ&オイスターバー2

フィッシュ&オイスターバー3

[場所]

渋谷

東京都渋谷区宇田川町21-1 西武渋谷店A8F

[価格帯]4,000~¥4,999

[おすすめポイント]渋谷西武にあるオイスターバー。清潔感のある白い店内はデートにも女子会にも喜ばれそう。筆者は期間限定の「牡蠣食べ放題」の時期に訪れましたが、食べ放題のメニューがとにかく豊富。「とにかくたくさん食べたい!」と思ったらぜひ食べ放題の時期を狙って行ってみてください。

オイスターバー 桔梗

桔梗1

桔梗2

桔梗3

桔梗4

[場所]

新宿

東京都新宿区西新宿7-6-9 1F

[価格帯]5,000~¥5,999

[おすすめポイント]新宿のかなり穴場にあるお店。テーブル席が1つとカウンターのみの狭い店内ですが、生牡蠣が1ピース190円~という嬉しい価格。提携している隣のラーメン屋さんもとても美味しいのでおすすめです。

PESCADERIA

ぺスカデリア1

ぺスカデリア2

ぺスカデリア3

[場所]

新宿

東京都新宿区西新宿7-16-12 YSビルB1

銀座

東京都中央区銀座7-7-11 第一菅原ビルB1

赤坂

東京都港区赤坂3-5-2 サンヨー赤坂ビル1F

[価格帯]3,000~¥3,999

[おすすめポイント]新宿店は割と良心的な価格。その日によって、日本だけでなく海外の牡蠣も扱っています。リーズナブルなお店というジャンルで紹介しましたが、ランチあり、牡蠣以外のメニューも豊富、デートにもおすすめと、魅力の多いお店です。

1-3 牡蠣以外のメニューも豊富なオイスターバー

牡蠣場 北海道厚岸

牡蠣場北海道厚岸1

牡蠣場北海道厚岸2

[場所]

日本橋

東京都中央区日本橋2-2-15 日本橋テイトビルB1

三越前

東京都中央区日本橋室町2-3-1 コレド室町2 1F

[価格帯]4,000~¥4,999

[おすすめポイント]北海道厚岸産のブランド牡蠣「マルえもん」や「カキえもん」を扱うお店。牡蠣はMLLLサイズで値段が分かれています。写真2枚目の「牡蠣のルイべ」は牡蠣を丸ごと凍らせた珍しい逸品ですのでぜひお試しあれ。牡蠣だけでなく、北海道産の海鮮や定番の居酒屋メニューも豊富。日本酒の種類が豊富なので酒飲みには嬉しいお店です。ランチもやっています。

牡蠣&創作和DiningSHIKI  四喜

四季1

四季2

[場所]

池袋

東京都豊島区西池袋1-13-5 シーガルハウス 7F

[価格帯]4,000~¥4,999

[おすすめポイント]筆者がうかがった個室は、天井が低く隠れ家のような座敷。生牡蠣だけでなく、牡蠣茶漬けや牡蠣の天ぷらなど牡蠣を使った料理が豊富でした。牡蠣料理以外にも居酒屋メニューが豊富で、どれを選ぶか迷ってしまいます。

gigas Oyster Spot Bar

gigas Oyster Spot Bar1

gigas Oyster Spot Bar2

gigas Oyster Spot Bar3

[場所]

高田馬場

東京都新宿区高田馬場2-18-11 稲門ビルB1

[価格帯] ¥2,000~¥2,999

[おすすめポイント]学生の街・高田馬場とあって、価格も良心的。牡蠣以外のメニューはピザやパスタ、ワインに合いそうなおつまみなどのイタリアン。牡蠣は注文数に応じてちょっとお安く食べられるのでどんどん注文してしまいそう。ランチメニューも全て1000円前後で良心的です。

1-4 ランチもやってるオイスターバー

KINKAWOOKA

KINKAWOOKA1

KINKAWOOKA2

[場所]

新宿

東京都新宿区西新宿1-1-3 小田急百貨店 新宿店本館12F

[価格帯]5,000~¥5,999

[おすすめポイント]新宿の小田急百貨店に入っているオイスターバー。百貨店に入っているだけあって落ち着きがあり、ゆっくり牡蠣を楽しむことができます。ランチは牡蠣御膳や牡蠣を使ったパスタセットなど。生牡蠣や焼き牡蠣がついたセットもあります。夜はお高めの価格帯なこともあり、フレンチ系の上品なメニューが多いです。

シュリンプ&オイスターハウス

シュリンプ&オイスターハウス1

シュリンプ&オイスターハウス2

[場所]

池袋

豊島区南池袋1-28-1 西武池袋本店本館8F

[価格帯]5,000~¥5,999

[おすすめポイント]池袋西武に入っているオイスターバー。その名の通り海老と牡蠣の料理があります。ランチメニューはパスタやリゾットにスープ・サラダ・前菜がついたセットから選べ、それにプラスして生牡蠣とシュリンプカクテルのどちらかをつけられます。

ガンボ&オイスターバー

ガンボ&オイスターバー1

ガンボ&オイスターバー2

[場所]

新宿

東京都新宿区新宿3-38-1 ルミネエスト新宿8F

二子玉川

東京都世田谷区玉川2-21-1 二子玉川ライズSC7F

池袋

東京都豊島区南池袋1-26-6 The SHone B1

[価格帯]4,000~¥4,999

[おすすめポイント]新宿店はルミネエストの中にあります。ランチはメインのパスタやグラタンなどに、生・焼き・素焼き・フライの牡蠣、サラダ、スープがついたセット。スープは牡蠣の出汁が出ていて美味しいです。

ちなみに、上記のフィッシュ&オイスターバー、KINKAWOOKA、シュリンプ&オイスターハウスは同じ「ゼネラルオイスターグループ」の系列店なので、アプリをダウンロードして入会するとポイントが貯まります。入会特典やサービスなどもあるのでチェックしてみてください。

1-5 デートにおすすめ おしゃれなオイスターバー

パッチョ オイスターバー

パッチョ1

パッチョ2

パッチョ3

パッチョ4

[場所]

渋谷

東京都渋谷区道玄坂1-20-2 B1

[価格帯]4,000~¥4,999

[おすすめポイント]店の外にある大きな牡蠣のオブジェが目を引くお店。テーブルクロスまでこだわったマリン調の内装が可愛く、女子会にもぴったりなソファ席も。生牡蠣や牡蠣料理のほかにも、広島県産の食材を使った料理が豊富です。ランチデートにも◎

COVO

COVO1

COVO2

[場所]

代々木

東京都渋谷区千駄ヶ谷5-20-16 2F

[価格帯]4,000~¥4,999

[おすすめポイント]代々木駅から徒歩10秒という好立地。新宿高島屋からも歩いていける距離です。牡蠣のほかにも、鎌倉野菜を使ったメニューが魅力。レンガの壁や木のテーブルで温かみがあり、落ち着ける内装です。名物は生牡蠣を揚げた牡蠣フライなのだそう!

OYSTERS,INC.

OYSTERSINC1

OYSTERSINC2

[場所]

新宿

東京都新宿区西新宿7-10-14 富士山ビル3F

[価格帯]4,000~¥4,999

[おすすめポイント] 白や青を基調とし、海を思わせる可愛いくてカジュアルな内装。店員さんが丁寧に牡蠣の説明をしてくれたり、メニューにも衛生管理についての記載があり、牡蠣に対する真摯な姿勢が見て取れます。色とりどりの焼き牡蠣プレートはテンションが上がってしまいますね!


2 BBQ感覚でワイワイ楽しめる!牡蠣小屋の魅力

牡蠣小屋

2-1 オイスターバーと牡蠣小屋の違い

オイスターバーを調べていると、ちらほらと「牡蠣小屋」の存在も目に入ってくるのではないでしょうか。牡蠣小屋と聞くと海の家のような場所をイメージされる方も多いと思いますが、実は海沿いでなくても牡蠣小屋のお店はあるのです。

牡蠣小屋とは、殻付きの牡蠣を網の上で焼いて食べる「焼き牡蠣」を楽しめるお店のこと。お店によっては牡蠣以外の海鮮も焼けたり、生牡蠣を注文できるところもあります。その都度キロ単位で牡蠣を注文するスタイルの牡蠣小屋もあれば、時間制限内は食べ放題という牡蠣小屋もあります。

基本的に軍手やトングを使って自分たちで焼くスタイルなので、バーベキュー感覚でワイワイ楽しめます。焼き方はお店の方が説明してくれるので初心者の方も安心してレッツトライ! ただし、牡蠣を焼いていると殻のかけらが弾け飛んでくることがあるので注意してくださいね。

2-2 都内のおすすめ牡蠣小屋

牡蠣小屋

牡蠣小屋

[場所]

新橋

東京都千代田区内幸町1-6-1

恵比寿

東京都渋谷区恵比寿1-26-14 SSRビル1F

祐天寺

東京都目黒区五本木2-13-2

高円寺

東京都杉並区高円寺南4-28-6

中野

東京都中野区中野5-62-10

町田

東京都町田市中町1-3-2

三鷹

東京都武蔵野市中町2-24-16

[価格帯] 3,000~¥3,999

[おすすめポイント]1章でご紹介したジャックポットをはじめ、数多くのオイスターバーをもつ「ジャックポットプランニング」が経営している牡蠣小屋。ランチ・ディナーともに3180円で焼き牡蠣が食べ放題という良心的な価格が魅力。
食べ放題に加え、カキフライ3個・海老2尾・焼きおにぎり1個もついてくるのが嬉しいポイント。生牡蠣や他の焼き物も別料金で注文することができます。
さらに、プラス556円払うと飲み物の持ち込みがOKに!グラスは借りることができ、氷・水・お湯はタダでもらえるという太っ腹っぷり。もちろん、持ち込まなくてもお店で注文できるドリンクもあるのでご安心ください。


3 牡蠣にあたる原因は?予防策と対処法は?

吐き気

3-1 牡蠣にあたる原因

「牡蠣はあたる」というイメージをお持ちではないでしょうか。牡蠣が原因で起こる食中毒の主な原因としてノロウイルス・貝毒・腸炎ビブリオが挙げられます。

ノロウイルス

多い季節

症状が出るまでの時間

24~48時間程度

症状

発熱、嘔吐、下痢、腹痛

症状が続く日数

1~2日程度

ノロウイルスに感染した人間の嘔吐物や便が、下水処理しきれずに海に流れ、その海水を取り込んだ牡蠣の体にノロウイルスが溜まります。牡蠣自体がノロウイルスを増やしているわけではなく、それを食べた人間の中で増殖を始めます。ノロウイルスは飛沫感染するため、調子がよくなってからもしばらくはマスクをつけたり手洗いなどの対策を徹底しましょう。

参照:
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html
http://www.pref.kyoto.jp/hokanken/oyakudati_koredake.html

貝毒

多い季節

春~夏

症状が出るまでの時間

【麻痺性】30分程度
【下痢性】30分~40時間程度

症状

【麻痺性】痺れ
【下痢性】下痢、嘔吐、腹痛

症状が続く日数

1~2日程度

海水中の有毒プランクトンを補食した貝が毒を蓄え、毒化した牡蠣を食べることによって起こります。日本でよくみられる症状として「麻痺性」と「下痢性」がありますが、特に怖いのは麻痺性の貝毒です。口の周りから痺れはじめ、徐々に全身に痺れが広がって、最悪の場合死に至ることもあるそうです。貝毒が疑われる場合はすぐに神経内科を受診しましょう。

参照:
http://www.city.sakai.lg.jp/kenko/shokuhineisei/shokuchudokuyobo/kaidoku.html

腸炎ビブリオ

多い季節

症状が出るまでの時間

12時間程度

症状

腹痛、下痢

症状が続く日数

2~3日程度

海水や海中の泥に常在する腸炎ビブリオ。海水温度が15℃以上になると増加するため、夏の岩牡蠣に多いと言われています。真水に弱く、4℃以下の低温では増殖できないため、しっかり洗って4℃以下で保存することが重要です。

参照:
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/micro/tyouen.html
http://www.n-shokuei.jp/eisei/sfs_vibrio.html

3-2 予防策・対処法

ノロウイルスは85℃以上の熱で90秒以上、腸炎ビブリオは60℃で10分以上加熱することでことで死滅するため、加熱処理が有効です。貝毒の毒素は加熱しても消えることはありません。

生食用の牡蠣は、生でも食べられるよう指定された海域で獲れたものであるため、加熱用の牡蠣を生で食べることは絶対にやめてください。

また、体調が悪い時や、乳幼児やお年寄り、妊娠中の方など、免疫力が低下している時はあたりやすくなるので食べるのは避けましょう。

今のところ、これらの症状に効果のある薬などはないので、緊急性の高い麻痺性貝毒をのぞき、自然治癒をするほか対処法がないのが現状です。水分補給や栄養補給を行いながら回復を待ちましょう。また、下痢が酷いからといって下痢止めを飲むと、ウイルスが体外に排出するのが遅れ、症状が長引いてしまう可能性があるので注意が必要です。

参照:
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html#14
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/micro/tyouen.html

http://tanto6374.com/wp/2016/11/02/kakiataritakunai/
https://lohastyle.biz/archives/5899
http://hotnews-trend987.blog.so-net.ne.jp/2013-05-02
http://www.skincare-univ.com/article/009598/


4 知っているともっと楽しい!牡蠣の種類のお話

下記の種類

4-1 牡蠣には「真牡蠣」と「岩牡蠣」がある

「牡蠣のシーズンは冬」というイメージがあると思いますが、実は牡蠣には冬にシーズンを迎える「真牡蠣」と夏にシーズンを迎える「岩牡蠣」があります。

真牡蠣は餌となるプランクトンや太陽の光が豊富な海面下50cm~3mの浅瀬で、1~3年かけて養殖されます。夏に一気に産卵して旨味成分(グリコーゲン)を使い果たすため、産卵前の10月~4月に旬を迎えます。旨味たっぷりでクリーミーなため、「海のミルク」と呼ばれています。

一方、岩牡蠣は海面下5~10mの岩場で3年ほどかけて育ち、天然と養殖があります。外敵から身を守るため、殻が大きく頑丈なのが特徴です。数回に分けてゆっくり産卵するため、産卵期の夏も味が落ちないので6月~8月に旬を迎えます。ジューシーかつ濃厚な味わいから「海のチーズ」と呼ばれています。

参照:
http://www.yamauchi-f.com/faq/oyster/1655.html
http://swmcoms.com/iwagakimagaki-1204
http://tyu.co.jp/morekaki/
http://www.lowlowlow.link/entry/2015/09/19/120752

4-2 牡蠣の味には「クリーミー系」と「さっぱり系」がある

「牡蠣なんてどれも全部一緒でしょ?」と思われる方、ちょっと待ってください。牡蠣は、産地によって全く味が異なります。牡蠣の奥深さはここにあると言っても過言ではありません。

味の違いを大きく分けると、濃厚な「クリーミー系」とあっさりとした「さっぱり系」の2つがあります。これに甘みや塩気、旨味、大きさ、食感などさまざまな個性が加わって産地ごとに特徴が出てくるのです。

クリーミー系の代表的なもの

  • 北海道の厚岸(あっけし)

  • 北海道の仙鳳趾(せんぽうし)

  • 兵庫県の室津(むろつ) など

さっぱり系の代表的なもの

  • 三重県の的矢(まとや)

  • 長崎県の九十九島(くじゅうくしま)

  • 兵庫県の坂越(さこし) など

お気に入りの味に出会ったら産地を覚えておきましょう。しかし、どのオイスターバーにも同じ産地の牡蠣が置いてあるとは限りません。季節や天候などによって仕入れ状況が変わるので、その日どんな牡蠣に出会えるかはまさに運命。次回オイスターバーに行った時お気に入りの産地に出会えたら喜びは倍増します。牡蠣を食べていると全国の色々な地名が覚えられるのも楽しいですね。

どれを選べばいいかわからなくても、店員さんに聞くとその日のおすすめであったり、クリーミー系とさっぱり系でどんな種類があるかなど教えてもらえるので質問するのが安心です。

ちなみに筆者が最も好きなのは「クリーミー系」の北海道の昆布森(こんぶもり)という産地の牡蠣です。驚くのはその大きさだけではなく、濃厚さと圧倒的な甘み!1つ食べただけで幸福の余韻が続き、1度食べて以来忘れられません。なかなかお目にかかれないので、見つけたら絶対に食べてみて欲しい逸品です。

参照:
https://www.hotpepper.jp/mesitsu/entry/atsushi_hakuo/1602177
http://www.oysterbar-tokyo.co.jp/contents/food/oyster/


5 生牡蠣の食べ方

生牡蠣の食べ方

5-1 生牡蠣を食べる時のマナー

生牡蠣を食べる時はまず片手で殻をおさえ、フォークやナイフで貝柱を切ります。(場合によってはすでに貝柱がはずれていることもあります。)

貝柱をはずしたら、上からレモンを絞ります。周りに汁が飛び散る可能性があるので、片手で覆うと良いでしょう。お店によっては、レモン以外にもビネガーやカクテルソース、ブランデーなどの調味料を用意している場合もありますので、好みのものをかけましょう。筆者は色々試した結果、やはりレモンがダントツで美味しいと感じました。迷ったらとりあえずレモンをかけることをおすすめします。

レモンを絞ったら、牡蠣を殻ごと持ってフォークで身をすくい、一口で食べます。カジュアルなお店であれば殻に残ったスープを殻から直接飲んでも構いませんが、音を立てないように注意しましょう。ただし、殻の処理がきちんと行われていないと細菌が付着している可能性があるので、お店に確認をするか、心配な場合は殻に口をつけないほうが良いでしょう。

参照:
http://www.now-planning.co.jp/page03.html
https://happylifestyle.com/8749
http://news.livedoor.com/article/detail/10620442/
https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/20478
https://sirabee.com/2015/05/28/32732/

5-2 レモンをかけるのは理論的にも正解だった!

牡蠣にレモンをかけるのは、「殺菌効果」や「臭みを消す」などのほかに「亜鉛の吸収を助ける」という理由があります。

牡蠣に多く含まれる亜鉛は様々な酵素を構成する必須ミネラルですが、体内に吸収されにくい成分でもあります。そのため、レモンをかけることによって、レモンに含まれれるビタミンCやクエン酸が亜鉛を吸収を助け、効率的に摂取できるようになるのです。

牡蠣×レモンの組み合わせは、美味しいだけでなくとても理にかなった食べ方といえますね。牡蠣とレモンが美味しい理由については次の章で説明します。

参照:
https://ameblo.jp/oysters/entry-10174750562.html
http://www.health.ne.jp/library/3000/w3000652.html


6 牡蠣に合うお酒

ワイン

ワイン

生牡蠣には酸味のある白ワインが合います。

白ワインにはリンゴ酸・酒石酸という牡蠣にはない「冷旨系有機酸」が含まれており、冷たくなると美味しくなる性質があります。レモンに含まれるクエン酸も「冷旨系有機酸」であり、クエン酸は牡蠣に含まれるグリコーゲンと相性の良い成分です。レモンが牡蠣と白ワインの橋渡し役となり、冷たい温度でも美味しくなるため、冷たい生牡蠣には白ワインがぴったりなのです。

中でも鉄板なのは「シャブリ」。シャブリはフランスのシャブリ地区で作られたワインで、牡蠣の殻などを含むミネラルたっぷりの土壌で育ったブドウが使われています。シャブリがなければ、シャブリ同様に辛口で酸味がしっかりとしているワインを選ぶと良いでしょう。

牡蠣に含まれている乳酸・グルコン酸・コハク酸などは「温旨系有機酸」と呼ばれており、温かい温度で旨くなる性質があります。赤ワインには白ワインよりも多く乳酸が含まれているため、焼き牡蠣・蒸し牡蠣などの温かい牡蠣料理には赤ワインを選ぶと良いと思います。

参照:
http://www.oysterbar.co.jp/oyster/wine.php
http://kakinavi.com/blog/kakikaido/post_2/
http://www.now-planning.co.jp/page07.html

日本酒

日本酒

牡蠣を日本酒で蒸した「酒蒸し」という食べ方もあるほど、牡蠣と日本酒の相性は抜群。しかし、日本酒には種類も多くどれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。筆者は日本酒に詳しくないので、迷った時は牡蠣の産地と合わせて楽しんでいます。

ちなみに、「宮城の米と水と酵母でつくる宮城の牡蠣にあう日本酒」というコンセプトで牡蠣のために作られた「山和 純米吟醸 yamawa for oyster」という日本酒もあるのだそう。見つけたらぜひ試してみたいものですね。

参照:
http://www.apcompany.jp/news/2015/03/yamawaforoyster.php

黒ビール

黒ビール

1720年代のイギリスでは、安価で手に入りやすかったことから、生牡蠣とスタウト(黒ビールの一種)を組み合わせるのが習慣化しました。ちなみに、牡蠣を殻ごとに出してそのエキスを熟成させた「オイスタースタウト」というビールもあります。見つけたらぜひ飲んでみてくださいね!

参照:
http://japanbeertimes.com/2010/04/oysters-in-my-stout/?mode=ja


7 牡蠣の豆知識

牡蠣の豆知識

7-1 栄養たっぷり!牡蠣の効能

牡蠣の主な栄養素には、亜鉛、グリコーゲン、鉄、タウリン、ビタミンB12などがあります。それぞれの栄養素によって期待される効能を見ていきましょう。

肝機能のサポート

タウリンはアルコールの分解を早めて肝臓への負担を軽減し、肝臓に溜まった中性脂肪を取り除いて肝臓の外へ排出する効果も期待できます。

参考:
https://www.reasons2live.net/birirubintabemono/kaki.html
http://xn--qdka2ee5by391g.net/tabemono/kaki.html

免疫力アップ

エネルギー効率の良い炭水化物であるグリコーゲンという成分が含まれているため、エネルギー不足による体力低下を防ぐことができます。

また、亜鉛には細胞の新陳代謝を活発にさせ、皮膚や粘膜を守る働きを活性化させます。

これらの効果によって、インフルエンザや花粉症など、体力の低下によって発症する病気を予防することが期待できます。

参考:
http://s2g.egoism.jp/menekiryoku.html
http://www.health.ne.jp/library/5000/w5000501.html
http://www.shiawase-supli.com/foodstuff/5666.html

疲労回復

血流が悪くなると栄養素や酸素が正しく運ばれず、エネルギーが不足します。また、不要な老廃物や二酸化炭素が排出されないため倦怠感やだるさ、脳疲労の原因になります。グリコーゲンが糖質に変化して血液中の糖度調節に使用されたり、タウリンで血流を改善することで疲労回復効果が期待できるのです。

また、亜鉛には、疲労物質であるアンモニアを除去する効果が期待できます。

ほかにも、常盤薬品工業株式会社と長崎県立大大学院が行った共同研究で、牡蠣に含まれる「酵素分解牡蠣ペプチド」という成分が疲労に有効であることがわかっています。

参照:
http://www.shiawase-supli.com/foodstuff/5666.html
http://xn--vck8crcz94r42vrrn929a.net/entry7.html
http://ken-katsu.net/kanzokyokahidoukaifuku/
http://www.tokiwayakuhin.co.jp/news/2012/05/post20120515-1.htm
http://fatigue.hajime888.com/f024.html

デトックス

体の排出機能が衰えると有害ミネラルが溜まります。有害ミネラルが溜まるとダイエットをしても効果がでなかったり、疲れやすくなったり、酵素の働きが低下して肌荒れの原因になったりします。タウリンによって腎臓や肝臓の有害ミネラルをろ過することで、肝臓や腎臓の正常な働きを保つことが期待できます。

また、亜鉛にはタバコや排気ガスなどから知らないうちに体に溜め込んでしまった重金属(鉛、水銀、カドミウム等)を無害化する機能があります。

参照:
https://www.hakuraidou.com/info/taurin.htm
http://xn--30r787a9ka08ulv0ahc05a.jp/rokakinou.html

美肌・美髪

「亜鉛」を摂取することで皮膚や髪の新陳代謝が促進され、美肌・美髪効果が期待できます。

また、グリシンやアラニンなどのアミノ酸が皮膚の保湿と健康を保ち、ビタミンB群には皮脂バランスを整えたり肌荒れを改善する効果が期待できます。

参照:
http://lbr-japan.com/2013/12/13/31370/

味覚を正常に保つ

味を感じる味蕾はとても短いサイクルで新生しています。亜鉛が不足すると味蕾のターンオーバーが遅くなり、味覚障害の原因になってしまいます。亜鉛を摂ることで味蕾が正常に働き、味覚を保つ効果が期待できます。

参照:
https://aissy.co.jp/ajihakase/blog/archives/4235
http://food-cooking.jyuusya-yoshiko.com/mikakusyu-kaki/
http://www.oysterbar.co.jp/oyster/eiyou.php
http://s2g.egoism.jp/menekiryoku.html
http://cp.glico.jp/powerpro/citric-acid/entry75/
http://allfishgyo.com/1355.html

7-2 「R」のつく月が牡蠣の旬?

フランスには200年以上前から「Rのつかない月には牡蠣を食べるな」という諺(ことわざ)があります。「Rのつかない月」とはすなわち、5(May)6(June)7(July)8(August)4か月。日本にも「花見を過ぎたら牡蠣を食うな」という諺があるのですが、これは何故なのでしょうか。

世界の市場の主流である真牡蠣はちょうど58月に産卵期を迎えます。産卵期を迎えると、牡蠣は産卵のために栄養を使い切り、身が痩せ細って水っぽくなってしまうため、美味しくなくなってしまうことからこの諺が生まれました。

しかし、最近では輸送技術や養殖技術が発達し、季節が逆の南半球の牡蠣や、1年中食べられる品種の牡蠣、夏に旬を迎える岩牡蠣など、「Rのつく月」を気にしなくても美味しい牡蠣が食べられるようになりました。

参照:
http://kakipedia.blog.jp/2007/r.html

7-3牡蠣は性転換する!?

牡蠣にはオスとメスが存在し、海中で体外受精をして孵化した幼生が岩などに貼りついて成長していきます。繁殖期を終えた牡蠣は中性になり、次の繁殖期を迎えると再びオスかメスのどちらかになります。メスは産卵を控えているため、前年に栄養をたくさん蓄えた牡蠣はメスに、栄養不足の牡蠣はオスになります。若い牡蠣は補食法が下手なためオスになる可能性が高くなると言われています。

参照:
https://academist-cf.com/journal/?p=4741


8 まとめ

いかがでしたか?牡蠣の魅力は伝わりましたでしょうか。この記事を読んでオイスターバーに行けば、「生牡蠣には白ワイン、焼き牡蠣には赤ワインが合うよ」などメニューの選び方もスマートになり、美味しく牡蠣を楽しめるはずです。

牡蠣は美味しいだけでなく、様々な栄養を含んだ素晴らしい食材です。そんな牡蠣の魅力を存分に味わえるオイスターバーや牡蠣小屋が、もっともっと増えてくれることを願っています。そして、牡蠣を食べて幸せになる人がもっともっと増えてほしいです。

オイスターバーに行ったことがある方もない方も、是非足を運んで牡蠣の魅力を堪能してくださいね!

コメント