化粧品より効く!?美肌効果が期待できるフォトフェイシャルについて専門医が徹底解説

肌に気を使っているけどいまいち調子がよくない…
化粧品を高いのにしてみたけど、そこまで効果を感じられない…
もっと効果的に肌をきれいにする方法はないだろうか…?

こんな風にお悩みの方もきっと多いはず。

化粧品やサプリなど、丁寧にケアをしているのに効果をそこまで感じることのできない方へ、ぜひおすすめしたいのが光治療の一種である「フォトフェイシャル」です。
フォトフェイシャルは肌のシミやくすみ、肌質の改善に有効な光の波長を肌に届け、内側から働きかける光治療です。女性のお肌の悩みであるシミ、しわ、くすみ、小じわ、毛穴の開き、肌のハリなどの代表的なものに効果が期待できます。医療機器の強力な照射パワーでありながら、ダウンタイムがほとんどないのも人気の理由です。
美肌効果が期待できるフォトフェイシャルの理解を深め、光治療でワンランク上のお肌を目指してみませんか?ぜひ参考にしてみてください。


1 フォトフェイシャルとは

近年、顔にIPL(Intense Plused Light)という光を照射し、シミや小じわなど肌のトラブルを改善する治療法が注目されています。
フォトフェイシャルとはこのIPL治療の一種で、ルミナス社で製造されている光(フラッシュ)機器を用いたフェイシャル治療のことを指します。

フォトフェイシャルには「光で顔を洗う」というキャッチコピーがついています。光で顔を洗うというのは具体的にはどういうことかというと、シミ・ソバカスの原因であるメラニン色素や、赤ら顔の原因であるヘモグロビンなど、複数の色素に光の波長がダメージを与え、様々な肌トラブルが改善されるのです。光の性質として、波長が長いほど肌の奥まで届き、短いほど皮膚表面で作用しやすくなります。フォトフェイシャルは、長い波長の光と短い波長の光を同時に肌に当てるので、幅広い悩みに有効に働きかけるという特徴があります。そのため肌全体がきれいになった、という感想をもつ患者様が多くいらっしゃいます。

 


2 フォトフェイシャルの効果

フォトフェイシャルはどのようなお悩みに対して効果を発揮するのか、具体的にご説明していきましょう。

▼肌表面のシミ、そばかすなどの色素沈着を分解・除去

人によって数や範囲は異なりますが、多くの方が悩んでいるのがシミそばかすや、ニキビ跡などの色素沈着ではないでしょうか?そんな色素沈着の原因になっているのはメラニンです。
まず、紫外線によってメラノサイトが活性化し、メラニンを生成します。通常、メラニンはターンオーバー(肌が生まれ変わる周期)によって剥がれ落ちていきますが、ターンオーバーの乱れでメラニンが皮膚表面に溜まることによって色素沈着が起こってしまうのです。
フォトフェイシャルの短い波長の光がメラニンに熱を与えて分解し、色素沈着を改善する効果が期待できます。ただし、肌の深部にあるような肝斑やあざは、反対に濃くなってしまうおそれがあるので注意が必要です。詳しくは4章で説明します。

 

▼赤ら顔、毛細血管の浮き出しを改善

赤ら顔は体質や気温差、アルコールの摂取などによって膨張した皮膚の毛細血管が、肌表面から透けて見えてしまっている状態です。通常の化粧品などでは改善が難しい症状ですが、フォトフェイシャルの短い波長が血管の赤い色に反応し、毛細血管が熱によって収縮することで血管が目立たなくなります。フォトフェイシャルは特に温度変化による赤ら顔に効果的です。

 

▼ニキビの改善

ニキビの原因がアクネ菌というのは有名ですね。このアクネ菌が作り出すポルフィリンと言う物質に短い波長の光が反応して殺菌性を持つように変化し、アクネ菌を殺菌します。また、皮脂腺から皮脂の分泌を抑える効果が期待できます。ただしフォトフェイシャル単独でニキビ治療が行われることはほとんどなく、内服やほかの機器との併用もできます。

 

▼小じわを改善、肌のハリをアップ

老化で肌のハリや弾力が下がってしまうのは万人共通ですが、なんとかしたいものです。また日焼けによって肌が乾燥し、弾力が低下することも。肌のハリや弾力は、肌深部の真皮層内でコラーゲンやヒアルロン酸を生成する細胞の働きが鈍ると低下してしまいます。フォトフェイシャルでは1000mm以上の光で真皮に作用し、ハリ・弾力・ツヤを改善することが期待できます。

 

▼毛穴の開きを改善
年齢問わず悩んでいる人の多い毛穴の開き。毛穴に角栓などの汚れが詰まり大きく開いてしまう場合と、加齢によって皮膚がたるみ、毛穴がのびて目立ってしまう場合のふたつがあります。
毛穴の開きも真皮層内の細胞を活性化させることで改善が期待できます。肌の水分量を増やし、毛穴の周りの皮膚にハリや弾力が出ることで毛穴が目立たなくなるのです。

 


3 フォトフェイシャルの効果をより引き出すためのポイント

魅力的なフォトフェイシャルですが、効果を最大限に引き出すためにいくつかのポイントがあります。ここをおさえておくと、さらなる治療効果、美肌効果を期待できますのでぜひ覚えておいてください。

・1、2ヶ月おきに数回照射する
フォトフェイシャルは一度でも肌の調子のアップを実感できます。しかし特にシミや毛穴の開き、くすみなどに効果を出したいと思った場合、3~5回の照射がおすすめです。また1~2ヶ月おきに照射をし続けていくことで肌の真皮内の細胞が活発になっていくため、肌の透明感が増していきます。

・日焼けに注意する
フォトフェイシャルに限りませんが、医療機器での肌治療を行うと肌が敏感な状態になります。フォトフェイシャル照射のあと2週間~4週間の間は日焼けしないように注意してください。この間に日焼けをするとシミが濃くなったり、できやすくなるおそれがあります。こまめに日焼けどめを塗りましょう。スプレータイプの手軽なものもあるので、塗るのを忘れがちな人にはおすすめです。

・保湿を徹底する
上記の日焼けと同じ理由ですが、肌が敏感になっているので、肌のバリア機能を助けるためにも保湿をしっかりと行ってください。化粧水や美容液、乳液を洗顔後や入浴後には必ず使うようにしましょう。またピーリングは2~4週間は避けてください。

 


4 フォトフェイシャルの種類

フォトフェイシャルの機器には様々な種類がありますが、今回はルミナス社のフォトフェイシャルを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

・フォトフェイシャルM22

M22は波長の異なる6種類のフィルターから、シミやシワなどのターゲットや肌色や肌質、その日の肌の状態に合わせてフィルターを選択することにより、従来の光治療器よりも安全な効果が期待できます。さらに、照射パワーのみではなく、個々の患者様に合わせてパラメーターの設定を変えることができるため、今まで反応させるのが難しかったシミや、肝斑などの治療も可能になりました。

・フォトRF

通常のIPLに加えて新たにRF(高周波エネルギー)を組み合わせた進化系のフォトフェイシャルです。高周波の併用で、低い出力でも美肌効果が期待できるようになっています。RFによって効率的に熱エネルギーをお肌の深部にまで浸透させるので、フォトフェイシャルよりも高い効果が期待できます。

・ナチュライト

日本人の肌に合わせて作られたフォトフェイシャル機器です。開発段階から、日本人医師が関わり、日本人の肌トラブルに対して最善の効果が期待でいるようにしました。ナチュライトには、フォトフェイシャル560、フォトフェイシャル590、フォトフェイシャル640といいう3つのハンドピースが存在し、肌質・症状に合わせて使い分けていきます。

 


5 フォトフェイシャルのリスク

お肌にうれしい効果が満載のフォトフェイシャルですが、リスクがないわけではありません。穏やかな治療ですが、以下のリスクも起こり得ることを頭に入れておいてください。

・やけど
おだやかな光の照射が基本ですが、出力を誤った場合や、日焼けした肌に照射することでやけどをしてしまうことがあります。もし日焼けをしている場合は事前にクリニックに申告をすることでやけどのリスクを減らすことができます。ヒリヒリする、赤みが引かないなどの異常が出たら、照射中でも照射後でもすぐにクリニックに相談しましょう。

・肝斑が悪化する
シミの種類のひとつである肝斑が、フォトフェイシャルで悪化してしまうケースがあります。肝斑とよくあるシミである老人性色素斑が肌に混在している場合に起こります。フォトフェイシャルを照射していて、シミが濃くなった?と思った場合はクリニックに相談して、治療方針を確認しましょう。
肝斑がある場合は、はじめにレーザートーニングや内服薬で肝斑を治療してから、そのほかの悩みをフォトフェイシャルで治療していくのがおすすめです。

・痛み
痛みはほとんどなく、麻酔もしないで大丈夫といわれているフォトフェイシャルですが、人によっては「すごく痛かった」「ぱちぱちとした刺激がずっとあった」という人います。
よくいわれるのが「輪ゴムをはじかれたような感覚」というものですが、感じ方は人それぞれです。ほとんどの人は問題なく照射できると思いますが、痛みが気になる人は事前にクリニックに相談してみてください。

 


6 日本人にはライムライトもおすすめ

IPL治療にはフォトフェイシャルの他にも「ライムライト」という機器があります。元々白人向けに開発されたフォトフェイシャルと違い、ライムライトは日本人の肌に合わせて日本人医師とキュテラ社が共同開発したIPL治療器です。

従来のIPL治療では難しかった薄いシミやそばかすにも高い効果を期待できます。他のIPL治療器の中でも比較的痛みが少ないとされており、他の光治療を痛みで断念された方の中には「ライムライトなら大丈夫」という方もいらっしゃいます。

 


7 フォトフェイシャルで効果が感じられないと思ったらアグレッシブな治療を検討する

フォトフェイシャルはお肌の幅広い悩みに有効ですが、万能なわけではありません。

フォトフェイシャルは、レーザーに比べて照射パワーが弱めであり、比較的肌の上層部の悩みに有効的とされています。また痛みやダウンタイムもほぼないのがうれしい点ですが、その反面効果も穏やかにゆるやかに表れるのです。
そういった点から、お悩みによっては回数を重ねても「効いてるのかな?」という印象をもたれる方もいます。そのような場合は、効果が穏やかなフォトフェイシャルよりも、もっとアグレッシブな治療を検討してみましょう。

・アグレッシブな治療とは
アグレッシブな治療とは、フォトフェイシャルよりも威力の強いレーザー治療のことを指します。フォトフェイシャルは幅広いお肌の悩みに有効的ですが、レーザーはピンポイントの強い照射でシミや毛穴の改善が期待できます。目元の濃いシミやあざなど特定のお悩みの改善という点で考えると、フォトフェイシャルよりもレーザーの方が少ない照射回数で済むケースもあります。
しかしレーザーは照射パワーが強力なため痛みを伴いますし、かさぶたや赤みなどのダウンタイムが出てきます。クリニックでカウンセリングを受け、お悩みと合わせて治療方法を相談するようにしてください。

レーザー IPL
1回(または短期間)の施術 期間 3~4週間に1回の施術が目安
傷になる
(施術後ガーゼやバンソウコウを貼る必要がある)
Down Time No Down Time -傷にならない
(施術後すぐの洗顔・メイクが可能)
痛みが強い 痛み

輪ゴムでパチンとたたいたような痛み

麻酔必要 麻酔 麻酔不要
ターゲットのみを改善
(例えば、シミ、赤ら顔だけ)
施術後 顔全体を改善
(例えばシミ、赤ら顔だけでなく、肌全体を改善する)

8 まとめ

フォトフェイシャルの効果について以下にまとめます

・フォトフェイシャルは長い波長の光と短い光の波長が働きかけ、 シミ、くすみ、毛穴、小じわ、肌のハリなど幅広い肌の悩みに有効的である
・フォトフェイシャルは医療機器であり、医療機関でしか受けられない
・お悩みによってはフォトフェイシャルよりもレーザーを検討したほうがいい場合もある

おだやかな光のシャワーで、肌をワンランクアップさせてくれるフォトフェイシャル。
化粧品の効果の限界を感じている人や、全体的にお肌をきれいにしたい方、特別な日に向けてのスペシャルケアとしてもおすすめです。
美容クリニックの入門としても受けやすいメニューですので、ぜひ実際に体験してみてください。