
人前に出ると顔が真っ赤になる…そんなお悩みを抱えているあなた。スキンケアや漢方など、様々なセルフケアを試してもなかなか改善されず、クリニックでのレーザー治療を検討しはじめたのではないでしょうか。
クリニックで機器を使用して治療すること=レーザー治療と思われている方も多いかもしれませんが、実はクリニックで使用する機器は主に「レーザー治療機器」と「光治療機器」の2つに分けられます。レーザー治療機器は表皮深部や真皮など深い部分にピンポイントで狙い撃ちし、光治療機器は表皮の浅い部分に広く働きかけるという特徴があり、赤ら顔治療では症状によってレーザー治療機器と光治療機器が使い分けられています。
今回は赤ら顔の症状別に効果が期待できる機器について詳しくご紹介し、実際にクリニックで赤ら顔を治療したいと思った時どうしたらいいかについて詳しく解説していきます。
赤ら顔で悩んでいる方はぜひ参考にしてみてくださいね!
目次
1 原因別!レーザー・光治療で治せる赤ら顔
赤ら顔の治療には、レーザー機器や光治療機器が用いられます。レーザー・光治療機器のどちらを用いるのかは、赤ら顔の原因によって異なります。赤ら顔の原因には、
原因①毛細血管が透けて見えている
原因②皮膚の炎症後の赤み
上記のようなものが挙げられます。
「毛細血管が透けて見えている」、「皮膚の炎症後の赤み」とは具体的にどういった症状で、どのような治療法が適しているのかをご説明していきましょう。
1-1 原因①毛細血管が透けて見えている場合
皮膚の下にはたくさんの毛細血管があります。毛細血管が拡張し、流れる血液の量が多くなった時に血液が透けて赤く見えることがあり、これが赤ら顔の原因になります。
毛細血管は寒いところから温かいところに移動した時や、緊張・ストレスを感じた時、飲酒や辛いものを食べた時などに一時的に拡張しますが、毛細血管は拡張と収縮を繰り返すと、収縮する力が低下して拡張したままになってしまうことがあり、これによって慢性的に顔が赤く見えてしまう場合があります。
また、血行不良で血液が毛細血管の中に留まったり、肌をゴシゴシこすったりして毛細血管が破れて血液が溜まることによって赤く見えることもあります。
毛細血管が透けて見えている場合はレーザー治療が有効
上記のような要因で毛細血管が透けて赤ら顔になってしまう場合は、レーザー治療機器よって毛細血管を破壊・収縮させる治療を行います。レーザー治療機器について詳しくは2章で解説いたします。
1-2原因②皮膚の炎症後の赤みによる場合
ニキビ等によって皮膚が炎症を起こし、赤くなってしまうことがあります。
皮膚の炎症が原因の場合は光治療が有効
皮膚の炎症による赤みは、光治療機器を用いた治療を行います。光治療機器によって拡張した毛細血管を収縮させる効果が期待できます。詳しくは3章で解説いたします。
2レーザーによる赤ら顔治療
レーザーによる赤ら顔の治療について解説していきます。
赤ら顔治療で期待できる効果 |
毛細血管の破壊・収縮 |
施術時間 |
10~20分程度 |
回数 |
3回程度 |
治療期間 |
3か月程度 |
料金(イセアの場合)(税込) |
(※1ショットあたり¥3,300) |
痛み |
輪ゴムではじいたような痛み |
ダウンタイム |
1~2週間(内出血) |
メリット |
少ない回数でも効果が期待できる |
デメリット |
痛みがある、ダウンタイムがある |
レーザーを用いた赤ら顔治療では、主に血液や血管などの赤い色素のみに吸収されるレーザーを使用するため、正常な皮膚にはダメージを与えずに赤みを改善する効果が期待できます。レーザーの照射によって毛細血管を破壊・収縮しても身体に影響はありません。
効果が感じられる回数は個人差があり、使用する機器の種類によっても異なりますが、1度照射したら1か月程度期間を空ける必要がありますので、3回照射するとしても3か月必要となります。
赤ら顔の範囲によってショット数は異なりますが、お顔全体で30~50ショット程度必要となります。
レーザーを照射する際は輪ゴムではじいたような痛みがあります。施術後は1~2週間程度、内出血の症状が出る場合があります。
メリットとして、少ない回数でも効果が期待できること、デメリットとして痛みやダウンタイムがあることが挙げられます。
また、毛細血管は一度破壊しても復活することがございますので、その場合は再度治療が必要となります。
3 光による赤ら顔治療
光による赤ら顔の治療について解説していきます。
赤ら顔治療で期待できる効果 |
拡張した毛細血管を収縮させ、赤ら顔を改善。 |
施術時間 |
10~20分程度 |
回数 |
10回程度 |
治療期間 |
10か月程度 |
料金(イセアの場合)(税込) |
全顔1回¥44,000 (1ショットあたり¥3,300) |
痛み |
ほとんどなし |
ダウンタイム |
ほとんどなし |
メリット |
痛みやダウンタイムが少ない |
デメリット |
治療に回数と期間がかかる |
光治療機器はIPL(Intense Pulsed Light)という光を照射する機器で、赤ら顔治療ではメラニン色素やヘモグロビンに吸収される波長の光治療機器を使用します。
レーザー治療同様、効果が感じられる回数は個人差があり、使用する機器の種類によっても異なりますが、1度照射したら1か月程度期間を空ける必要がありますので、10回照射するとしても10か月程度は必要となります。
当院の場合、料金はお顔全体1回あたり¥44,000(税込)ですが、赤ら顔の範囲によってショット数は異なりますので、1ショットあたり¥3,300(税込)となります。
痛みやダウンタイムはほとんどありませんが、施術後は日焼けをしないよう注意が必要です。
光治療のメリットとして、効果が穏やかな分痛みやダウンタイムが少ないことが挙げられますが、その反面、治療に回数と期間がかかることが挙げられます。
4 レーザー・光治療による赤ら顔治療の注意点
レーザー・光治療機器を用いて赤ら顔を治療する際の注意点をご紹介いたします。
- どの機器を使用するかは医師の診断が必要
レーザー治療や光治療についてご説明してきましたが、どの機器を使用するかは医師の診断が必要になります。赤ら顔は原因の判別がとても難しく、あらゆる機器を併用する場合もあり、治療に長期間を要する場合もあります。
- 毛細血管は復活する場合がある
毛細血管はレーザーで破壊・収縮しても復活してしまうことがあります。復活してしまった場合は再度レーザーを照射するなどの処置が必要となります。
5 レーザー・光治療以外の治療が必要な赤ら顔もある
これまで、毛細血管が透けている・皮膚の炎症による赤みが原因の赤ら顔についてご紹介してきましたが、これ以外に膠原病(全身の血管・皮膚・筋肉・関節などに炎症が見られる慢性的な病気の総称)や皮膚疾患が原因で赤くなる場合があります。
顔の赤みの原因として考えられる膠原病の1つに「エリテマトーデス」が挙げられます。エリテマトーデスの場合、顔に出る症状として両頬に蝶のような形の赤い発疹が広がるという特徴があります。エリテマトーデスの原因は不明ですが、自己免疫反応(自分の身体を自分の免疫が攻撃してしまうこと)によって炎症が起きるため、免疫を抑えるステロイドの内服薬などが用いられます。
この他、「アトピー性皮膚炎」や「脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)」などによる炎症の赤みはステロイドの外用薬などが用いられます。
いずれも、カウンセリングで医師に直接診察してもらい、適切な治療法を提案してもらうことが必要です。
6 赤ら顔を治療したいと思ったら
当イセアクリニックでも赤ら顔の治療を行っております。当院で治療を受けられる場合の流れについてご説明いたします。
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1.まずはお電話(0120-963-866)またはフォームよりご予約ください。 |
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2.ご予約いただいた日時にイセアクリニックの受付までお越しください。 (Mapはこちら) |
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3.ドクターによるカウンセリングを行います。肌の状態を見たり、生活習慣を伺ったりしながら適切な治療法をご提案いたします。 |
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4.ドクターの診断結果に基づいてカウンセラーから治療にかかる費用やプランのご説明をさせていただきます。 |
当院のカウンセリングは無料です。まずはご相談だけでも構いませんので、お気軽にご予約ください。
7 まとめ
いかがでしたか?赤ら顔の原因には「皮膚の毛細血管が透けている場合」と「皮膚の炎症による赤みの場合」があります。毛細血管が透けている場合はレーザー機器を、皮膚の炎症による赤みの場合は光治療が用いられますが、どちらが適しているかは医師の診断により、膠原病である場合もありますので、まずはクリニックに足を運んで診察を受けましょう。当院でも赤ら顔のカウンセリングを行っておりますので、お気軽にご予約ください。
あなたが赤ら顔のお悩みから解放されるお手伝いができれば幸いです。
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