
テレビを見ていると男性の「目の下のたるみ」が目立つことありませんか?
「たるみ」や「皺」というと一般的に“女性が加齢によって感じるお悩み”というイメージを思い浮かべますよね。しかし、現状は男性も同じ症状に悩んでいる方のご相談を受けること。当院でも目の下のたるみでご相談に来られる男性の患者様は多くいらっしゃいます。日常的にメイクをする女性は目立たないようにすることはできますが、男性は一般的にメイクをすることが少ないため、気になりやすいのも事実ですねよね。
目の下のたるみがあると、男女問わず暗く老けた印象に見えてしまうもの。男性は特に、仕事で上司や部下、取引先と接するときなど、人と話すときに説得力が必要なタイミングが多い方もいるのではないでしょうか。
そんな時、目の下のたるみがあることで暗い印象をあたえたり、目に力がない様に見えてしまうことがあります。
今回は、男性の目の下のたるみに関するお悩みを詳しく解説していきます。
目の下のたるみを改善させて、若々しく華やかで力強い目元を手に入れて下さい。
目次
1 男性の“目の下のたるみ”とは…
目の下のたるみには、大きく分けて2つの状態が含まれています。特に男性と女性のたるみが異なることはありません。一つ目は、目の下の脂肪(眼窩脂肪)がふくらんでいることによって影ができている状態。二つ目は、加齢により目の下の皮膚がたるんで皺になっている状態です。この2つは単一で現れている場合や組み合わさっている場合、さらに頬上部が凹むこともあり以下の4つの状態になることが多いです。
①目の下の脂肪がふくらんでいる
②目の下の皮膚がたるんでいる
③目の下の脂肪がふくらみ、皮膚もたるんでいる
④目の下の脂肪がふくらみ、皮膚がたるみ、頬上部が凹んでいる
とくに性別によって症状が異なることはありませんが、男性の方が症状が目立ちやすいケースが多いかもしれません。それは、女性の方がメイクで目元を華やかにしたり、顔の印象を明るく見せることができると言えるからです。
1-1 目の下のたるみの原因とは
上記でご紹介した症状は何故現れてしまうのでしょうか。
加齢により目の周りの筋肉(眼輪筋)が衰えてしまうことや、眼球を支えているためのじん帯が眼球の重さに耐えらえなくなります。これにより、眼球が重さで下がり脂肪が前に突出してしまうことが原因です。また、加齢によるものだけではなく、先天的(骨格)によってじん帯が下がりやすい人もいます。
さらに、加齢によって皮膚のハリを失うことも目の下のたるみの原因となります。
以下は、目の周りの構造とたるみの原因の図になります。
目の下のたるみが原因で身体に害を及ぼすことははありません。
しかし、目の下のたるみの症状でストレスを感じると、気持ちが前向きになれなかったり人と話すことが嫌になったりと気持ちが落ち込んでしまうことがあるかもしれません。
男性の場合は、加齢によるシワやたるみは目元を優しく見せ、貫禄のある雰囲気を感じさせることも多いのではないでしょうか。現にドラマや映画で活躍されている俳優さんには、シワやたるみが目立つ人が少なくありません。しかし、それらがあることによって優しい雰囲気に見えることもあります。
次の章からは、お悩みを改善するための方法や根治させるための治療方法をご紹介していきますが、あまり悩まずに自分の顔の雰囲気と向き合ってみるのもいいかもしれないですね。
2 目の下のたるみに効くセルフケア
目の下のたるみは症状の原因をお伝えした通り、眼輪筋が衰えていることが1つの原因なので眼輪筋を鍛えることによって効果を感じることがあるといえます。また、皮膚のハリがなくなってしまう原因に対し有効的なケアをすることで効果を感じることができます。
しかし、一度突出した脂肪をもとにあった位置に完全に戻すのは不可能です。セルフケアは『予防』と捉えましょう。以下が、セルフケアで有効的な方法です。
・眼輪筋を鍛えるマッサージを行う
・皮膚のシワに有効的なアイクリームを使う
セルフケアに関しては、こちらの記事で詳しく説明しておりますのでご覧ください。
美容外科医が教える!目の下のたるみ2つの原因と3つの解消法≫
確実に症状を改善させるのであれば、医療機関での治療が効果的な方法です。目の下のたるみの原因である「眼窩脂肪のふくらみ」を取り除いたり、小さくする方法です。
3 男性でも安心して受けられる目の下のたるみ治療
目の下のたるみ治療には「切らない施術方法」と「外科手術」の方法があります。治療方法が異なるため、ダウンタイムや治療期間が異なります。ご希望にあわせてご覧になってみて下さい。
3-1 切開をしない治療方法
アグネス3回治療
概要 | 眼窩脂肪に直接針を刺し、高周波を流すことで脂肪を蒸散させる方法 |
ダウンタイム | 3日~2週間ほど(内出血・腫れ・赤み) |
治療期間・回数 | 症状の度合いによって治療回数が異なります(治療間隔は最低2カ月) |
痛み | 治療中は局所麻酔を使用するため痛みはありません |
価格(税抜) |
1回¥90,800 |
※価格は当イセアクリニックの価格を記載しております
(症状の度合いによって最適な治療回数は異なりますが、3回を目安に治療行うことで効果がみられる場合が多いため、3回コースの価格を設定しています)
メスを入れることなく、治療を行うことができるので外科手術に対する不安や恐怖がある人も比較的に受けやすい治療方法です。
この治療方法は、メスを使わずに針を刺入し高周波で眼窩脂肪にアプローチをする方法です。脂肪を直接蒸散させ縮小させるので、効果を実感することが期待できます。
痛みに関しては施術前に必ず局所麻酔を使用するので痛覚が麻痺するので感じることはありません。局所麻酔を打つ時の針を刺す痛みを感じることがあります。(当院では局所麻酔の痛みを緩和するために麻酔クリームを無料で使用することができます。クリニックによって異なりますので痛みが心配な方はクリニックに聞いてみて下さい)
デメリットは、下記にご紹介する外科手術に比べて効果に個人差があることです。
この施術の詳しい内容はこちらで記載しておりますのでご覧ください。
医師が解説!黒クマの治療は2種類!切る治療、切らない治療の全て≫
ウルセラ治療
概要 | 超音波を用いて真皮深層~筋膜を加熱させる方法*1 |
ダウンタイム | 数時間~約1週間(腫れ・赤み・違和感) |
治療期間・回数 | 1回(照射後半年間かけて徐々に効果を実感する) |
痛み | チクチクと刺さるような熱さや痛みを感じる可能性あり |
価格(税抜) | ¥83,800 |
※価格は当イセアクリニックの金額を記載しております。
*1 目の下の場合3㎜、1.5㎜のトランスデューサーを使用し真皮深層~筋膜にアプローチをします。
アグネス治療同様、メスを入れない施術方法になります。この施術は、眼窩脂肪ではなく皮膚のたるみを改善する治療方法です。
1回の照射で6カ月間かけて徐々にリフトアップして6カ月後から約12カ月間効果が続きます。現状の医療機関で行うレーザーや光治療などに比べ、皮膚のたるみに対し最も効果があるといわれています。
人にわかる程のダウンタイムがほとんどなく、とてもおすすめの治療方法です。
痛みに関しては、麻酔を使用しなくても照射が可能な程度です。個人差はありますが、強く痛む場合もありますので、不安であれば医師に相談をしてみましょう。エネルギーを調節しながら行ったり、麻酔クリームを使用することで痛みを緩和します。
3-2 確実性が高いのは外科手術
下眼瞼脱脂術(経結膜法) かがんけんだっしじゅつ(けいけつまくほう)
概要 | アッカンべーをしたときに見える赤い部分を切開し眼窩脂肪を取り除く手術方法 |
ダウンタイム | 1週間~2週間(内出血・腫れ・鈍痛) |
治療期間・回数 | 1ヵ月検診 3ヵ月検診 (3ヵ月後に腫れが完全にひいて完成) |
痛み | 術中は局所麻酔を使用するの為痛みは感じません |
価格(税抜) | ¥249,800 |
※価格は当イセアクリニックの金額を記載しております。
ふくらんでいる眼窩脂肪を結膜側から摘出する手術です。表面から見えない結膜側を切開するため、皮膚に傷跡が残らないのが特徴です。術後2週間程度は内出血や腫れが目立つ場合もあるので、メガネやマスクで隠す方もいます。2週間以降はほとんど目立たなくなり、3ヵ月後に完全に腫れが引いて完成です。
物理的に脂肪を取り除いてしまう施術方法なので、症状を改善させることが期待できます。手術が怖くない人におすすめの治療方法です。
この施術の詳しい内容はこちらで記載しておりますのでご覧ください。
【目の下のたるみ整形】-10歳を実現する4つの術式を徹底解説≫
下眼瞼除皺術 かがんけんじょすうじゅつ
概要 | 下瞼のすぐ下の部分を切開し皮膚を切除、縫合する方法 |
ダウンタイム | 1カ月(内出血・腫れ・鈍痛) |
治療期間・回数 | 抜糸(約1週間後) 1ヵ月検診 3ケ月検診 (3ヵ月後に腫れが完全にひいて完成) |
痛み | 術中は局所麻酔を使用する為痛みは感じません |
価格(税抜) | ¥249,800 |
※価格は当イセアクリニックの金額を記載しています。
余っている皮膚のたるみを切除する方法です。下まつげの下を切開し、たるんだ皮膚を切除して縫合をするので、約1週間後の抜糸時までは糸が見える状態になります。抜糸後も大きな腫れが引くまでに2週間、完成するまでに3ヵ月のダウンタイムがあります。
複合症状の場合は、上記の下眼瞼脱脂術を組み合わせて手術を行う場合もあり、この術式も物理的にたるんだ皮膚を切除するので改善させることが期待できます。
この手術の詳しい内容はこちらの記事で記載しておりますのでご覧ください。
【目の下のたるみ整形】-10歳を実現する4つの術式を徹底解説≫
ハムラ法
概要 | 突出した脂肪を、頬の上部の凹みを埋めるように移動する術式 |
ダウンタイム | 1カ月(内出血・腫れ・鈍痛) |
治療期間・回数 | 抜糸 1ヵ月検診 3ケ月検診 (3ヵ月後に腫れが完全にひいて完成) |
痛み | 術中は局所麻酔を使用する為痛みは感じません |
価格(税抜) | ¥349,800 |
※価格は当イセアクリニックの金額を記載しています。
この術式は、眼窩脂肪のふくらみや皮膚のたるみに加え、脂肪のふくらみが原因で頬上部の凹みができてしまっている症状の方に適応する施術です。
脂肪を平らにならすように、凹みの位置に移動し固定するので頬をふっくらと形成します。
皮膚が余っている場合は、皮膚の切除も併せて行います。
ダウンタイムは下眼瞼除皺術と同様ですが、頬上部にまで処置を行っているので内出血の範囲が広い場合もあります。
この施術の詳しい内容はこちらの記事で記載しておりますのでご覧ください。
【目の下のたるみ整形】-10歳を実現する4つの術式を徹底解説≫
4 男性でも行きやすいクリニック選びのポイント
上記では治療方法の種類について記載しましたが、これらは美容医療での施術になります。美容クリニックへの受診は、女性の方が多いイメージが強く勇気のいる行動ではないでしょうか。
男性でも行きやすいクリニック選びのポイントを記しますので、もし美容クリニックでの治療を検討しているようであれば、参考にしてみて下さい。
・男性専門の美容クリニックを選ぶ
・痛みに対して、サービスがあるクリニックを選ぶ
・男性の症例写真があるクリニックを選ぶ
・信頼できるドクターがいるクリニックを選ぶ
男性専門のクリニックであれば気恥ずかしさは最もカバーできます。男性特有のお悩みなどの対応に慣れているので話やすさの面でもお勧めです。
痛みに関しては、一般的に男性より女性の方が強いと言われることが多いです。麻酔はどういったものを使うのか、麻酔や痛み止めは追加料金がかかるかなど、確認しておいた方が安心して治療を行うことができるでしょう。
目の下のたるみ治療にに対する手術は、美容外科で行う手術の中でも難易度が高く、技術や経験が必要な治療です。症例写真が充実しており、さらに男性の症例写真を載せているクリニックは男性が実際に治療を受けていて、男性でも治療を受けやすい信頼できるドクターがいると判断する材料にしても良いでしょう。
5 まとめ
今回は目の下のたるみを男性目線でご説明しました。特に男性特有の症状や原因はありません。しかし、ダウンタイムをとれる期間や痛みに対しての感覚は女性と異なる可能性があると思いますが、いかがでしょうか。
目の下のたるみには眼窩脂肪のふくらみ、皮膚のたるみがあり、原因は加齢によるものと生まれつきのものがあります。
セルフケアでは改善することは難しく予防と捉えて下さい。
目の下のたるみを改善、根治したいのであれば美容クリニックで相談してみましょう。メスを入れない方法や、手術、注入を用いた方法など用途や希望に合わせて様々な方法を提案することができます。
男性でもお悩みの方が多い目の下のたるみですが、お悩みを解消して明るくはつらつとした目元で自信をもって生活を送ってくださいね。
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