埋没法の抜糸で「元の目に戻したい」と思ったら

「埋没法で二重手術をしたけど、糸を外したくなってしまった」とお考えの方はいらっしゃいませんか?手術直後は腫れがひどいため、「二重の自分が受け入れられない」「理想の幅と違う」など、想像と違う仕上がりにショックを受けて外したくなる方が大勢いらっしゃいます。

しかし、埋没法の抜糸には【すぐに外したほうがいい場合】と【少し様子を見た方が良い場合】があります。目に痛みなどの違和感がある場合はすぐクリニックに連絡が必要ですが、そうでない場合は二重の幅が安定するまで様子を見てみると「案外慣れてきた!様子を見て良かった!」という声も多いのです。

この記事では、術後の経過期間に応じた抜糸の必要性や、抜糸の手順、傷跡、ダウンタイムなど、埋没法の抜糸に関わる全てを解説していきます。


1 経過期間別!抜糸をしたいと思ったら

1-1 術後1か月未満で「イメージと違う」と感じた場合は様子を見るのが吉

術後1か月未満では「腫れがひどい」「イメージと違う」「二重の自分が受け入れられない」と感じる方も多いと思います。しかし、埋没法で二重のラインが完成するまでには約1か月かかります。術後3日程度は大きく腫れ、「二重の幅が希望よりかなり広い」と感じる方も多いですが、その後徐々に二重のラインが安定していきます。

想像と違う状態で1か月過ごすのはとてもお辛いと思います。しかし、「最初は違和感があったが、時間が経ったら慣れてきた」という声も多くありますので、できれば1か月様子を見ることをおすすめします。

もちろん、どうしてもしたい場合は術後間もなくても抜糸することが可能です。抜糸をすると腫れが引くのも早くなります。

1-2 痛み・違和感がある場合は受診したクリニックに即連絡を

術後、目がチクチクする・目を開けていられないほど強い痛みがある・糸が出ている等の症状がある場合は、直ちに手術を受けたクリニックに連絡し、早急に抜糸を行う必要があります。術後数か月、数年経ってからでも、糸が外れて痛みを感じる場合がありますので、違和感を感じたら手術を受けたクリニックに連絡してください。

再手術を希望する場合、まぶたに腫れや内出血があると正確なシミュレーションができないため、目やまぶたの状態が落ち着いてから手術を受けましょう。

「〇年以内は再手術無料」など保証制度を設けているクリニックもありますので、内容を確認しクリニックに相談をしてみると良いでしょう。

1-3 術後1か月以上経過し、様子を見た上で「やっぱり外したい」と思ったら

術後1か月以上経過し、二重のラインが安定しても「やっぱり外したい」という思ったらクリニックに連絡をしましょう。2か月以内に抜糸すれば、ほぼ元の状態に戻ります。

腫れや内出血が落ち着けば再度埋没法の手術を受けることも可能ですが、術後1~2か月経過しても違和感が強い場合は、再度埋没法をしても同じ結果になる可能性が高いといえます。再度二重手術を検討する場合は切開法も含め医師と相談しましょう。

また、糸が透けて見えたり糸の結び目がポコッと膨らんでいる場合は、術後半年ほど経つと糸が肌に馴染んで目立たなくなる可能性があります。我慢できるようであれば引き続き様子を見ましょう。

1-4 長期間経過してからの抜糸は癒着して取りにくい

術後1年以上が経過していると、抜糸が難しくなる場合があります。これは、時間が経つと糸の色が抜けて半透明になることや、糸の周りに瘢痕(はんこん)という線維状の被膜ができて皮膚と糸が癒着することで糸が見つけにくくなるからです。まぶたの表面から糸の結び目がわからない場合は、糸が見つかりにくいと言えるでしょう。

通常、埋没法の抜糸は糸の結び目がある位置を2mmほど切開してそこから外しますが、糸が見つからない場合はまぶたを大きく切開して糸を外すことになります。切開をしても糸が見つからない可能性もあります。

埋没法の糸は、手術を受けたクリニックで取ってもらうのが一番取れる確率が高いので、まずは手術を受けたクリニックに連絡しましょう。

基本的に、外れた糸がまぶたに残っていても問題が起こることはありません。糸がゆるんで二重がはずれてしまっても、そのまま糸が皮膚に残っている方がほとんどです。再度埋没法の手術をする場合でも、ラインが邪魔にならなければ抜糸の必要はありません。糸が眼球を傷つけるようなことがなければそのままにしておいても大丈夫ですのでご安心ください。


2 抜糸の手順と傷跡

埋没法の抜糸

埋没法の抜糸は、まぶたの表面を2mmほど切開し、そこから糸を取り出すのが一般的な方法です。抜糸直後は穴が赤い点になりますが、術後2日ほどでふさがりメイクでごまかせる程度になります。糸が見つけやすく、抜糸に時間がかからない場合は、1か月も経てば傷跡はほとんどわかりません。しかし、糸が見つけにくく抜糸に時間がかかる場合は、切開の範囲を広げる必要があるため、色素沈着を起こして小さなシミのような傷跡が残ることがあります。

もうひとつは、まぶたの裏側から糸を取り出す方法です。まぶたの裏側の結膜部分に糸をとめている場合、表側からは抜糸ができません。裏側で糸を留めると糸が皮膚から見えないというメリットがありますが、その反面、取り出すのは困難であり技術が必要です。裏側から取り出す場合、まぶたの表側に傷は残りません。


3 まぶたが薄い人は二重のラインが残ることもある

埋没法は、糸を外せば元のまぶたに戻ることが特徴です。

しかし、手術から2か月以上経過し、瘢痕によって皮膚が癒着していると、抜糸をしてもうっすらと二重のラインが残ることあり、元のまぶたに戻らない可能性もあります。元々まぶたの皮膚が薄かったり、ちょっとしたきっかけで二重になるタイプの一重の人は元に戻らないことが多いです。


4 ダウンタイムと抜糸後の生活

抜糸後のダウンタイムも、「糸を抜くのに時間がかかるかどうか」によって変わってきます。

糸が見つけやすく、抜糸に時間がかからない場合はほとんど腫れもなく、内出血も23日程度で治まるでしょう。抜糸に時間がかかると23日は腫れが続き、内出血も1週間ほど続くことがあります。

抜糸後の日常生活についてまとめてみました。

洗顔

翌日から可能

スキンケア

目回り以外は当日から、目回りは翌日から可能

アイメイク

翌日から可能

アイプチ

1週間後から可能

つけ睫毛、睫毛エクステ

1週間後から可能

コンタクト、カラーコンタクト

2~3日後から可能

目薬

翌日から可能

ホットアイマスク

1週間後から可能


5 抜糸後の注意点

体が温まると腫れやすくなるので、大きな腫れが引くまでは長時間の入浴、運動、飲酒は控えてください。

抜糸と同時に埋没法の再手術をすることも可能ですが、通常の埋没法よりも腫れが強くなり、ダウンタイムが長引く可能性があります。手術を受ける際はスケジュールに余裕を持ちましょう。


6 他院の抜糸を受け付けているクリニックもある

埋没法の抜糸は手術を受けたクリニックで行うのが望ましいですが、クリニックで嫌な思いをしたり、担当医に信頼がおけないこともあるでしょう。そんな時は、他院の抜糸を受け付けているクリニックを受診するという選択もあります。

一般的に、他院の抜糸のほうが料金設定の高いクリニックが多いようですが、他院で行われた埋没法の糸を探すことは難しく、長期間経過していれば糸が見つからない可能性もあるということをご理解ください。


7 まとめ

いかがでしたか?埋没法の糸は術後時間をあけなくても外すことが可能です。「様子を見たけれど、やっぱり外したい!」と思った時は遠慮せずにクリニックに相談をしてください。特に、目に異物感や痛みがある場合は早急に手術を受けたクリニックへ連絡し、抜糸をしてもらいましょう。

埋没法の糸は長期間経過すると皮膚と癒着し、見つけるのが困難な場合もあります。まずは担当医や経験豊富な医師に相談してみてくださいね。

 

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