
「あれ・・顔がたるんできている・・」
鏡を見れば見るほど気になるたるみ。そんなたるみを改善したくて、顔ダンスやマッサージを行ってきた方も多いのではないでしょうか?美は1日にして成らず、その言葉同様、これらのスキンケアは日々の積み重ねが大切ですよね。
その日々の積み重ね・・・
効果、ありましたか?
「思っていたより効果がない・・」「スキンケアって限界があるかも・・」そう思い、医療機関である美容皮膚科でリフトアップレーザー治療を考えた方もいらっしゃると思います。
「スキンケア以上の効果は欲しいけど顔に異物を入れたくない」「ダウンタイムが気になる」という方がリフトアップのレーザー治療にたどり着いたのではないでしょうか。
リフトアップのレーザー治療はその名の通り、気になる顔にレーザーを照射します。
照射することで、年齢とともに減少していくコラーゲン生成を促し、ハリや弾力を保つ効果を期待できます。
当イセアクリニックではリフトアップのレーザー治療を行っています。
この記事では、気になる効果についての詳しい解説はもちろん、意外な関係性であるたるみと生活習慣についても紹介していきます!
目次
1 リフトアップ効果のあるレーザー治療
リフトアップ効果のあるレーザーは、肌のハリや弾力を出すことに効果的です。
リフトアップ効果のあるレーザーは、肌のハリや弾力に必要なコラーゲンの生成を促してくれる役割を果たすことでリフトアップ効果が得られます。
肌のハリや弾力に必要となるコラーゲンは、年を重ねていくにつれ減少していきます。ようするに肌にハリや弾力がないと感じる理由は、コラーゲンが減少しているからです。
リフトアップ効果のあるレーザーと特徴をもう少し詳しく説明していきます。
皮膚は、大きく分けて「表皮」と「真皮」が存在し、「表皮」は外部の攻撃から守る・ターンオーバー(新旧の表皮細胞が入れ替わること)の機能を持ちます。「真皮」は、冒頭でも説明したように、網目状のコラーゲンが存在し、ハリや弾力を保つ機能を持ちます。
その表皮から真皮上部にかけて、リフトアップ効果のあるレーザーが作用します。
表皮から真皮上部に作用するため、表皮の役割であるターンオーバーの正常化も期待できます。年齢とともに新陳代謝は低下し、ターンオーバーの周期が遅れ、肌のくすみが目立ちます。ターンオーバーの正常化を促すレーザー治療で、くすみの改善も期待できます。
ここまで読んで、肌のハリや弾力に対する効果ばかりで、肝心のリフトアップの効果は?と思った方もいらっしゃると思います。
そもそも、「リフトアップの治療機器=レーザー」と考える方もいらっしゃると思いますが、リフトアップ治療の機器はすべてレーザーというわけではありません。
いままで紹介してきたレーザーを用いるジェネシスという機器や、近赤外線を用いるタイタン、高周波を用いるサーマクール、超音波を用いるウルセラなどが存在します。
それぞれ、たるみに対する効果が異なるため、一概にリフトアップの治療機器として効果を紹介することはできません。
2章では、上記で述べたそれぞれの機器の、期待できる効果を紹介していきます。
2 効果的なリフトアップ機器を紹介
リフトアップの機器には、それぞれたるみに対する効果が違うことを説明してきました。
なぜ種類があるのかというと、たるみの原因によって効果的な治療機器が異なるからです。
たるみの主な原因は、1章にも出てきた「ハリの低下」と「筋肉のゆるみ」「脂肪の下垂」の3つが挙げられます。
この3つのたるみの原因に効果的な機器を紹介していきます。
2-1 ハリの低下に効果的な機器
「ハリの低下」
真皮には、肌のハリや弾力を保つ機能があります。真皮にはコラーゲンやエラスチンなどの線維組織があり、この組織が肌のハリや弾力を保つ役割を果たしてくれます。年齢とともにコラーゲンやエラスチンは減少し、それに伴い肌のハリや弾力もなくなっていきます。
ハリの低下に効果的な機器はレーザー機器と近赤外線を用いる機器です。
- レーザーを用いる機器「ジェネシス」
レーザーは1章でも述べたように、表皮から真皮に作用し、ハリや弾力とターンオーバーの正常化が期待できることを解説しました。
ジェネシスの特徴は下記の通りです。
※当イセアクリニックの価格を記載しております。
- 近赤外線を用いる機器「タイタン」
真皮に熱を加え、コラーゲンの収縮と再構築に働きかけます。それにより、肌のハリと引き締まりの効果を期待できます。
タイタンの特徴は下記の通りです。
※当イセアクリニックの価格を記載しております。
個人差はありますが、照射直後に効果の実感を期待できます。そのため、即効性の高さが期待できるリフトアップの機器といえるでしょう。
2-2 筋肉のゆるみに効果的な機器
「筋肉のゆるみ」
筋肉は、年齢とともに衰えていきます。衰えた筋肉は縮む力が弱くなり、伸びてしまうため、たるみの原因となってしまいます。
筋肉のゆるみに効果的な機器は超音波を用いる機器です。
- 超音波を用いる機器「ウルセラ」
ウルセラは、高密度焦点式超音波という超音波を集束させた機器です。
焦点式は、超音波を集束させていることを指し、SMAS(筋膜)に熱を集束しアプローチします。
皮膚の構造は表皮・真皮・皮下組織のさらに下にはSMAS(筋膜)・筋肉があり、骨、という仕組みになっています。SMASを収縮させるため、引き上げ効果を期待できます。
ウルセラの特徴は下記の通りです。
※当イセアクリニックの価格を記載しております。
他のレーザーに比べ値段は上がりますが、持続期間は長く、たるみの引き上げには高い効果を期待することができます。
照射直後は変化を感じにくいですが、照射から2カ月頃に効果のピークを感じることができると思います。
2-3 皮下脂肪の下垂に効果的な機器
「皮下脂肪の下垂」
加齢が影響で重力の方向に脂肪が下垂し、たるみとなります。
脂肪の下垂に効果的な機器は高周波を用いる機器です。
- 高周波を用いる機器「サーマクール」
真皮から皮下組織までに作用します。皮膚は、1章でも説明した「表皮」「真皮」さらにその下に「皮下組織」という脂肪の層があります。サーマクールはその「皮下組織」にまで作用します。
真皮から皮下組織に熱が加わり、コラーゲンが収縮し、引き締め効果を期待できます。また、皮下組織、いわば脂肪に対しても引き締めてくれるため、シャープなフェイスライン、小顔効果を期待することができます。
引き締める効果を期待できるため、顔の脂肪が少ない方が治療を受けると、コケてみえてしまう場合もあるため、治療を受ける際は、医師に相談しましょう。
※サーマクールは、当イセアクリニックでは導入をしていません。
たるみの原因により、効果的な機器が変わることを理解していただけたでしょうか。
3章では、治療をする時の注意点を解説していきます。
3 リフトアップ機器で治療を受ける時の注意点
- 1回でたるみが改善するというわけではない
リフトアップ機器の1回の治療による効果の持続期間は永久的ではありません。
リフトアップ機器は、定期的に治療を受けていただくことを前提としています。言い換えると、長期的な治療ということになります。
- ジェネシスの照射間隔は約1カ月
- タイタンの照射間隔は約2,3カ月
- ウルセラの照射間隔は約6カ月から12カ月
- サーマクールの照射間隔は約6カ月
たるみに対しては、リフトアップ機器での治療を継続して行う必要があります。
個人差はありますが、上記の機器による照射間隔を目安に、自分自身にあったスケジュールで治療をすることをおすすめします。
※上記照射間隔は、いずれもリフトアップ機器での治療中に他の治療をしていないことを前提に記載しています。
- たるみと生活習慣は密接している
下記3つの生活習慣があてはまると思った方は、治療をしても、期待していた効果を感じることができない場合があります。
なぜなら、たるみは生活習慣とも関係しているからです。
- 偏った食生活
- 喫煙
- 紫外線対策をしていない
治療をしても生活習慣が悪いと、治療の効果が最大限に発揮されません。
- 偏った食生活
偏った食生活はたるみを引き起こす原因にもつながるため、バランスのよい食生活を心がけましょう。特に、肉や魚などはタンパク質を含み、コラーゲンの生成にとても効果的です。また、ビタミンCや鉄分を含む食べ物もコラーゲン生成をサポートするため、おすすめです。
逆に、ファストフード・油物・アルコールといった皮下脂肪になりやすい食べ物は皮下脂肪の増加につながり、皮下脂肪が厚くなることでたるみやすくなるため注意しましょう。
- 喫煙
タバコを吸うことで、活性酸素が発生します。活性酸素は老化につながる働きをもっています。もちろん、活性酸素は体を守る働きもありますが、増えすぎると老化につながってしまうのです。その活性酸素は、肌のハリや弾力に重要なコラーゲンやエラスチンを減少させてしまいます。
- 紫外線対策をしていない
紫外線は、日焼けやシミ・そばかすの原因としてのイメージを強く持たれがちですが、たるみにも深く関わっています。紫外線は、皮膚の真皮にまで届くため、コラーゲンやエラスチンの組織にダメージを与えてしまいます。そのダメージがたるみにつながってしまうのです。
日焼け止めを塗ることや日傘を差すことで、しっかりと紫外線対策をしましょう。
このように生活習慣とたるみは深く関わっています。定期的な治療ときちんとした生活を送ることで、高いリフトアップ効果を期待できます。
4 他の治療との併用でリフトアップ効果が上がる!オススメ併用例
リフトアップの治療は、機器の治療以外にもあります。機器の治療だけでも期待できる効果はありますが、他の治療と併用することで、リフトアップの効果をさらに期待できます。
4-1 糸治療との併用
糸治療は、顔にリフトアップ効果のある糸を入れ、たるんだ皮膚を糸で引き上げる方法です。
糸にも種類があり、吸収糸、非吸収糸、トゲのある糸と、様々な糸が存在します。
おすすめの併用治療例
タイタン + ジェネシス + N-cog
N-cog
N-cogは、トゲのある糸です。
顔に入れた後180日~240日ほどで体内に吸収され、吸収されることにより、引き上げ効果だけではなく、コラーゲンを増生する働きを期待できます。
タイタンとジェネシスの併用は加齢とともに深刻化するたるみの予防ともいえる併用治療です。この2つの機器とN-cogを併用することで、引き上げとたるみの予防の効果を期待することができます。
効果が期待できる糸治療ですが、糸を皮下に入れるため、アレルギー反応や、感染といったリスクを伴います。といった問題が発生してしまう場合があります。きちんと医師に相談し、治療を決めましょう。
5 まとめ
いかがでしたでしょうか。
治療機器=レーザーをイメージしがちですが、すべてがレーザー機器というわけではありません。
レーザーを用いるジェネシス、近赤外線を用いるタイタン、高周波を用いるサーマクール、超音波を用いるウルセラなど様々な種類があるということを理解していただけたでしょうか。
また、
- たるみの原因により、効果的なリフトアップの機器は変わる
- 機器の治療は、定期的な照射を前提としている
- 生活習慣もたるみに影響する
- 治療機器と他の治療との併用で期待できる効果が上がる
ということも説明してきました。
この記事を踏まえ、自分にあったリフトアップの治療法を見つけ、たるみで悩んでいた自分とは「さようなら!」しましょう。自信を持ち、鏡を毎日見たくなるような素敵なあなたになってくださいね。
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