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目の下のクマはヒアルロン酸では治らない!?施術のすべてを徹底解説!

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目の下のクマ、今日もコンシーラーで隠していますか? 目の下のクマがなかなかコンシーラーでは隠せない…メイクやセルフケアがたくさん試したけど、やっぱり治らない! なんてお悩みの方も多いのでないでしょうか。

今日は、なかなか治らない頑固な目の下のクマに対し、ヒアルロン酸注入でお悩みを解消する方法をご紹介します。

目の下のクマには、4種類タイプがあり「茶クマ」「青クマ」「黒クマ」、それらのクマが混合して発症している「混合クマ」があります。

それぞれの目の下のクマには、解消方法や治療方法が異なりますが、今回ご紹介する「ヒアルロン酸注入」の方法は、「黒クマ」(混合クマ)の症状に対する施術方法です。

一般的に目の下のクマに対してヒアルロン酸注入を行えば、症状が改善すると思われていますが、実はヒアルロン酸注入は根本的な治療ではないのです。

「根本的な治療ではない…?」と思われた方、ヒアルロン酸注入が気になっている方は、まずは1章で詳しく説明していきますので、是非参考にしてみて下さい。


1  目の下のクマにヒアルロン酸を注入とは…

黒クマの症状の、目の下の脂肪のふくらみによってできる影(凹み)をヒアルロン酸で埋めることで平らにする方法です。

ヒアルロン酸注入

 

上記の写真の通り、黒クマの原因となる「目の下の脂肪のふくらみによる凹み」をカバーするようにヒアルロン酸注入を行うことで、症状が目立たなくなり明るい印象にすることが期待できます。

ヒアルロン酸注入は、施術時間も短く、ダウンタイムも短い施術です。さらに、当日からメイクをすることも可能で、手軽に受けていただける施術です。

下記の表は目の下のクマにヒアルロン酸注入を行う概要をまとめたものです。

価格

片目 ¥55,000(税込)~ 

痛み

痛みを感じる可能性あり
(基本的に麻酔クリームや麻酔入りのヒアルロン酸を使用するので、緩和することは可能)

所要時間

30分

通院

なし

ダウンタイム

施術当日 赤み・腫れ(まれに強い内出血や腫れの症状が出ますが、ほとんど1週間~2週間で症状が落ち着きます)

メリット

即効性がある・溶かすことができる・低価格

デメリット

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※上記の価格や所要時間に関しては、イセアクリニックで施術を受けた場合の内容を記載しております。参考にご覧ください。

とても手軽に低価格で受けることができる施術ということがお分かりいただけたと思いますが、目の下のクマを治す施術を選択する時に、知っておかなければいけない大切なポイントがあります。

それは、冒頭でも記したように、目の下のクマにヒアルロン酸注入は「根本的な治療ではない」ということ。

基本的に、クリニックでの治療は症状の根本となる原因にアプローチを行い改善させることを目指しますが、ヒアルロン酸注入による施術では症状を目立たなくすることしかできません

ヒアルロン酸は半年ほどで分解・吸収されてなくなります。なくなってしまえば、黒クマの原因となる脂肪のふくらみを治療したわけではないので、黒クマの症状が現れてしまうのです。

人前に出る機会などで、急ぎで目の下のクマを目立たなくする必要がある!とか、脂肪注入や手術は怖いけど一回やってみよう…という方にはお勧めの施術ではありますが、根本的に症状を改善したい方はクリニックで行う他の治療方法を検討してみて下さい。治療方法についての説明は8章でご紹介します。


2 目の下のクマ  ヒアルロン酸注入の施術の流れ

カウンセリングから実際の施術の流れをご説明します。

カウンセリング

カウンセリング風景

鏡を見ながら、どの部位にヒアルロン酸注入を行うのかを確認しながらカウンセリングを行います。この時に、使用するヒアルロン酸の種類(*1)や麻酔について、不安な点等を医師と良く話しましょう。カウンセリング後に術前の写真を撮影します。

(*1 ヒアルロン酸の種類については6章でご説明します。)

②麻酔

麻酔

基本的に麻酔クリームを使用します。メイクを落とし、麻酔クリームを注入部位に塗ります。20分ほどたつと表面の感覚が麻痺するので、注射を刺すときの痛みを緩和することができます。

③ クーリング

クーリング

注入箇所をアイスノンで冷却します。麻酔クリームを使用している場合、さらに感覚を麻痺させて痛みを緩和させるためにアイスノンで冷却をします。また、冷却をすることによって血管を収縮させ、注射の針が血管に触れるリスクを下げて内出血を少なくする効果が期待できます。

④ 施術

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ペンでマーキングを行い、注入をしていきます。施術時間は15分ほどです。

⑤ 施術後

施術後

止血が確認された後は軽くメイクをすることが可能です。


3  目の下のクマ  ヒアルロン酸注入のダウンタイム

ダウンタイムは短いと1章に記述しましたが、2~3日はむくんだようになって腫れぼったく、内出血が出る場合があります。また、当日は注射を刺した後の傷や軽い腫れ、赤みといった症状が出る可能性があります。

生活に支障が出るほどのダウンタイムはありませんが、トラブルの可能性も含めて、人前に出るような機会がある場合は、1週間~2週間の期間を見ておいたほうが良いでしょう。


4  目の下のクマ ヒアルロン酸注入のリスク

ヒアルロン酸注入は短時間で手軽に行うことができる施術ですが、リスクが0の施術ではありません。以下が起こりうるリスクです。

・注入部分にしこりができ、異物感を感じる可能性がある。(異物反応性肉芽腫といいます)

・時間と共に期待しない形に変わってしまう可能性がある。

・アレルギー反応を起こす可能性がある。

・塞栓症(*1)を起こす可能性があり、塞栓症によって血行障害を起こし、皮膚の壊死や失明する可能性がある。

・感染を起こす可能性がある

(*1 血管にヒアルロン酸が注入されて血管がつまること。ヒアルロン酸溶解注射で治療を行います。)

最後に記述した、感染に関しては患部を清潔に保つことで回避できるリスクです。他のリスクに関しては体質から起こりうるリスクなので、施術を行ってみないと症状が起こるかはわかりません。塞栓症に関しては、注入する部位や注入の仕方によるところもあります。

期待しない形に変わってしまった場合には、ヒアルロン酸溶解注射を使用しヒアルロン酸を溶かす処置を行うことでヒアルロン酸注入前の形に戻ります。しかし、感染やアレルギー反応、塞栓症ではさらに治療が必要になります。肉芽腫(しこり)ができた場合、摘出しなければ消えることはありません。


5  目の下のクマ ヒアルロン酸注入の痛み

人によって感じ方は変わりますが、強い痛みを感じる方もいます。

組織内にヒアルロン酸が入り、押し広げられるような重たい感覚を感じます。また、ヒアルロン酸の注入部位を形成するために強く押さえることがあり、その抑えられる痛みを強く感じる方もいます。

皮膚の表面に塗布する麻酔クリームを使用し、クーリングを行うことで、注射を刺す痛みや注入時の痛みを緩和させることは可能です。
また、ヒアルロン酸には麻酔が入っているものもあります。麻酔入りのヒアルロン酸を注入することで痛みを緩和するが期待できます。

上記の麻酔が使用可能か、別途料金が発生するのかはクリニックによって異なります(麻酔を一切使用しないで行うクリニックもあります)ので、痛みに弱い方はクリニックに相談しましょう。

注射


6  目の下のクマに使用するヒアルロン酸の注入量や種類とは?

美容整形で用いられるヒアルロン酸は、種類があるのはご存知でしょうか?

注入を行う部位によって使用する注入量や硬さが異なります。注入で用いるヒアルロン酸の種類は医師の好みや見解によって変わりますが、この章ではイセアクリニックが推奨している内容をもとにご紹介していきます。

【注入量】

ヒアルロン酸注入は0.01mlごとに調整することができます。この細かい注入量の違いにより仕上がりに変化が出ます。

症状によって異なりますが、大体の方は比較的0.10.6ml/片側でおさまることが多いです。この注入量により価格が変わってきます。価格に関しては、一律で提示しているクリニックもありますが、相場は3万~15万ほどです。美容医療は自由診療なので、クリニックによって価格が異なります。

【種類】

一般的に、粒子の小さいものや粘度が低いものほど吸収されやすく、粒子の大きいもの、粘度が高いのものほどゆっくり吸収されます。
ドクターの見解や注入部位により、使用するヒアルロン酸の種類は異なります。

粒が小さめで、柔らかいヒアルロン酸です。目の下のクマには、柔らかいヒアルロン酸が向いています。


7  ヒアルロン酸注入で失敗とは?施術後の注意事項

「失敗」の一つとしては、施術部位がボコボコとして綺麗に仕上がらないことや、注入量が多く盛り上がってしまうことです。

この失敗に関しては、医師の技量でカバーできる好ましくない結果です。つまり、回避する為に信頼できるドクターを選ぶことが大切になります。

比較的低価格で受けられる手軽な施術ですが、医師の技術によって、大切な目元の印象が施術を受ける前より悪くなってしまったら元も子もありませんね。以下の可能性を理解して、ドクター選びを慎重に行ってください。まずはカウンセリングで不安に思っている事や、疑問点などを相談してください。

また、施術後の注意事項を守ることも大切です。注意事項に沿った行動をしないと、術後のリスクの可能性を高めることになり、仕上がりにも影響を及ぼすことがあります。以下の内容をよく理解して施術を受けてください。

【術後の注意事項】

・赤み・熱感・痛みが翌日以降も続く場合や、皮膚の蒼白が現れた場合は必ずクリニックへご連絡ください。
・施術後は清潔を心がけてください。
・施術直後は過度に刺激しないようにしてください。炎症を起こしやすくなります。
・当日の洗顔は可能ですが、強く擦ったりしないようにしてください。激しい運動・サウナ・入浴・飲酒は腫れや内出血を助長しますので、控えてください。
・処方薬がある場合には、医師の指示に従い使用してください。


8  目の下のクマを治したいなら治療しましょう

目の下のクマにヒアルロン酸を注入するということは、症状を改善するのではなく、目立たなくする方法とお伝えしましたが、この章ではクマの症状を改善するための治療方法をご紹介します。クリニックで施術を検討されている方は、是非参考にしてみて下さい。

8-1 切らない施術

メスを入れない施術方法です。ヒアルロン酸注入を検討されている方の中には、「外科手術が怖い」という思いを持っている方が多いと思いますので、まずは、メスを入れずに行う切らない施術方法をご紹介します。

アグネス治療

概要

針先から、高周波(RF)が出力されるミクロの針を、目の下の脂肪に直接刺して焼灼、蒸散させることで脂肪のボリュームダウンを行います。

リスク

火傷・内出血

メリット

切らずに治すことが期待できる

デメリット

効果には個人差がある・数回の施術が必要で時間がかかる

ヒアルロン酸注入と併せて治療を行う「混合クマ」の場合

ヒアルロン酸注入でカバーできるのは、脂肪のふくらみによって凹んで見える「黒クマ」の症状ですが、症状を併発している「混合クマ」の場合、併せて治療を行う必要があります。クリニックによって、見解が変わりますが、イセアクリニックでは、以下の治療をお勧めしています。

【茶クマが併発している場合】
・ハイドロキノンクリームを処方
色素沈着による症状なので、色素沈着を改善させることを目的としたクリームで治療します。

【青クマが併発している場合】
・ジェネシス照射
血行不良や乾燥などによる症状なので、血行促進・保湿・コラーゲン増殖を促す効果が期待できるあるレーザーを用いた処置です。

ハイドロキノンクリーム・ジェネシスの詳しい内容(茶クマ・青クマ)は別の記事で詳しく説明していますので、ご覧ください。

「目の下のクマは皮膚科で治るの?クマ治療の全てを医師が徹底解説!」はこちら≫

8-2外科的手術

黒クマを確実に治したい方には根治的に治療できる外科手術をおすすめします。

外科手術に関しては、4つの術式があり、症状の度合いや発症している原因に合わせて適応する術式が異なります。治療を検討されている方は是非参考にされてみて下さい。

下眼瞼脱脂術(経結膜法)かがんけんだっしじゅつ(けいけつまくほう)

下眼瞼脱脂術(経結膜法)とは、下まぶたの裏側(アッカンベーをした時に見える赤い粘膜部分)にメスを入れ、ふくらみの原因となる脂肪を取り出す方法です。
表面から見える皮膚側には傷跡が残りません。

下眼瞼除皺術 かがんけんじょすうじゅつ

下まつげのすぐ下にメスを入れ、皮膚の余っている部分を切除する方法です。手術当日から抜糸(約7日後)までは糸が見えている状態ですが、傷跡はほとんど目立たなくなります。

下眼瞼脱脂・除皺術 かがんけんだっし・じょすうじゅつ

上記の二つの術式を組み合わせた治療方法です。脂肪は、結膜側ではなく皮膚を切開した部分から取り除きます。

ハムラ法(眼窩脂肪移動術)

眼窩脂肪のふくらみの部分を、下に移動して平らにならす方法です。黒クマの症状に併発して、頬上部が凹んでしまっている人が適応になります。

4つの術式について詳しくはこちらの記事をご覧ください≫


9  まとめ

今回は、目の下のクマをヒアルロン酸注入で治そうとお考えの方に向けてご説明しましたが、いかがでしたでしょうか?
目の下のクマにヒアルロン酸注入をする内容は以下の通りです。

・ヒアルロン酸注入とは、症状を「治す」ではなく「目立たなくさせる」方法
・即効性もあり、比較的費用が低価格で受けることができる施術方法
・リスクや失敗もあるので、注意事項や医師選びを慎重に行うことが重要
・本当に目の下のクマを改善したいのであれば手術を行うのがおすすめ

目の下のクマの症状にヒアルロン酸注入の施術を行うクリニックは多く、アグネス治療や下眼瞼脱脂術などと、並列でおすすめしているクリニックもありますが、全く目的が異なる施術方法です。

美容クリニックで治療を検討されている方は、ヒアルロン酸注入だけでなく、切らない施術方法や確実に治すことができる外科手術の方法もありますので検討をしてみて下さい。目の下のクマのお悩みは、自分ではなかなかどの方法で治すことができるのか判断をするのが難しいものです。是非、お気軽にクリニックにご相談くださいね。

 

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