
「タトゥーを消したいけど、手術やレーザー治療はハードルが高い…」と思ったこと、ありませんか?痛みや傷跡、高額な費用など、不安を感じる要素が多いのがタトゥー除去ですよね。
そんな中で最近話題になっているのが、塗るだけでタトゥーを消せるというタトゥー除去クリームです。痛みもなく、費用も抑えられるといった夢のようなクリームですが、長年手術やレーザー治療が必要とされてきたタトゥーの除去。クリームを塗るだけで本当にタトゥーが消えるのでしょうか?
タトゥー除去クリームには効果があるのか、使った人の口コミなど、詳しく解説していきます。
目次
1 タトゥー除去クリームとは
一般的にタトゥー除去クリームとは、塗りこむと皮膚の中にあるタトゥーの色素が抜けて、タトゥーが薄くなる効果が期待できるクリームを指します。
シミを薄くする美白クリームのようなイメージですね。
例として、日本で買えるタトゥー除去クリームの1つである「Tatoo-OFF」の使い方・使用期間をご紹介します。
使い方 |
1日2回、除去したい箇所にまんべんなく塗り込む。 |
使用期間 |
最低4~5ヶ月(タトゥーの色・インクの深さ・クリームに対する皮膚の反応等によって異なる) |
購入サイト上では、1個が1か月分とされていますが、タトゥーの大きさによってクリームの使用量は変わってくるので、場合によってはかなりの量が必要になる可能性もあります。
2 タトゥー除去クリームでタトゥーが消える保証はない
結論から言うと、タトゥー除去クリームを塗ることでタトゥーが消えるという保証はありません。
なぜなら、どんな成分が入っているかわからないからです。
2017年現在、日本国内にはタトゥー除去クリームを製造販売しているメーカーは存在しないため、
タトゥー除去クリームを手に入れるとすれば海外製品を取り寄せることが必要となります。
現在日本でも入手できる代表的なタトゥー除去クリームとして「Tat B Gone」と「Tatoo-Off」の2つが挙げられます。
これらの販売元のサイトを見てみると、「アレルギー反応を引き起こす懸念のある美白成分のクロマブライト・ハイドロキノン・TCA(トリクロロ酢酸)は含まれていません。」という記載はありますが、具体的にどういった成分が入っているのかは明記されていません。
つまり、どんな成分が使われているかわからない=どんな仕組みでタトゥーが消えるのかわからない=消える保証もないということです。
また、海外製品には、日本では認められていない成分が使われている場合もあります。現状、購入サイトでは全成分が確認できないため、肌にどんな影響を及ぼすのかわかりません。場合によっては、皮膚のただれやかぶれが起きる可能性もありますので、塗布する場合は自己責任ということを念頭におきましょう。
3 タトゥー除去クリームの口コミ
前述のタトゥー除去クリームの販売サイトには、「使用者の約95%が、1年以内に満足の行く結果を得られたと答えています」という記載はありますが、はっきり「タトゥーが消えた」と名言をしているわけではありません。
また、サイトにはレビュー欄も設けられていますが、2017年10月現在、使用者による感想は載せられていない状態です。効果があるかわからないクリームをやみくもに使うのは避けた方が無難でしょう。
4 確実に消したい時はクリニックで治療を受けるのがおすすめ
タトゥー除去クリームは、人によって感じる効果や期間に差があり、場合によっては時間もお金も無駄になってしまう可能性があります。確実に効果を得られる方法となると、やはりクリニックでの治療になります。
クリニックの治療は切除、植皮、削皮、レーザーなどの方法がありますが、いずれにしても痛みや費用に不安はありますよね。しかし、クリニックでの治療は麻酔をかけて行うため痛みは感じません。
タトゥー除去クリームは一見安価に見えますが、「長期間塗り続けることで効果を発揮する」といううたい文句のものが多く、長期間塗り続けるためにはその分コストが掛かります。効果があるかわからないクリームにいつまでも高額な費用をかけるのであれば、確実にタトゥーを除去できるクリニックでの治療を選びましょう。
5 まとめ
塗るだけでタトゥーが消えるというタトゥー除去クリームは、現状国内のメーカーで製造販売はされていません。海外製品のため、成分が明記されていないので効き目が確実とは言えず、日本で認められていない成分が使われている場合もあるので、肌へのダメージなどリスクも考えられます。
タトゥー除去クリームは安価なところに魅力を感じがちですが、根気強く塗り続けることで薄くなると言われており、長期間塗り続けるためにはそれだけコストが掛かります。長期間塗り続けても効果があるかわからないクリームに高額な費用をかけるよりも、確実にタトゥーを消すことができるクリニックでの治療を選んだ方が賢明です。
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